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Vol.19 中島 真紀さん

ページID:0003706 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

中島真紀さん

郡山地方広域消防組合初の女性消防士として、消火活動や救急業務に携わった。現在は、女性消防士の職場環境向上やPR活動を行う中島さんに、これまでの経験や夢を伺いました。

プロフィール

田村市船引町出身。田村高校卒業後、仙台大学体育学部へ進学。体を動かして、人の役に立てる仕事をしたいと思い、消防士を目指し、平成11年4月に採用。
消火活動や防火指導などの査察、救急業務に携わる。平成29年から消防本部総務課で、福利厚生や研修のほか、女性消防士の活躍推進に取り組んでいる。

インタビュー

女性も男性も働きやすい職場へ

大学卒業後、人の役に立てる仕事をしたいと思い、消防士になりました。
最初の頃は、消火活動でも補助的な軽作業が中心で、悔しい思いをした時もありました。経験を重ねる中で活動しやすいように工夫したり、大きな声で的確な指示を出すうちに自分の存在を認められ、火災現場に出動するポンプ車の機関員や隊長も務めました。結婚や出産を経て、2年前から女性の活躍推進に取り組んでいます。
消防士や救急救命士は体力的にハードで、命がけの現場もあります。しかし、体力と同等に必要なのは、冷静な判断力です。延焼の可能性や現場の安全性などの見極め、要救助者やその家族が落ち着けるように寄り添って声をかけることなど、男女に関係なく命の最前線で活躍できるのが、この仕事の魅力です。また、私が救助に関わった方の元気な姿を見た時は、うれしいですね。
現在は消防士の魅力を伝え、未来の消防女子が増えるようにPRしています。
近年は、子育てをしながらも救急救命士の資格をいかして働けるように勤務形態を改善したり、女性専用仮眠室や浴室などを設置するなど、快適な職場環境の整備を進めています。女性が働きやすい環境は、男性にとっても働きやすい環境につながると思います。誰もが能力を発揮して、負担が偏らない職場環境にしたいですね。

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未来の消防女子へ向けたお仕事説明会の画像
未来の消防女子へ向けたお仕事説明会

消防女子が集まる女子会
悩み相談など消防女子の絆を深める女子会

(広報こおりやま2019年10月号より。内容は当時のもの)