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Vol.55 田中 啓貴さん

ページID:0054096 更新日:2022年10月25日更新 印刷ページ表示

田中啓貴さん

郡山市出身で、プロのサックス奏者と編曲家の二つの顔を持ち音楽活動をされている田中さんに、活動への思いを伺いました。

音楽の面白さは、最適はあっても正解がないこと

サックスに出会ったのは小学生の時。姉に連れられ特設合奏部に入部したことがきっかけで、中学から本格的に取り組み始めました。高校1年生の時には、すでにプロのサックス奏者になりたいという夢を持ち、南美野合奏団にも所属していました。[関連6ページ]

音楽大学への進学を機に上京。しかし大学では、試験などで目に見えて周囲との実力の差を痛感しました。そんな中、独学でアレンジした曲が教授などから評価され、編曲の楽しさに気づき、演奏家としてだけでなく編曲家としても活動するきっかけとなりました。編曲の楽しさは、この曲をサックスアンサンブルで演奏したらどうなるだろうなどと考えながら、自分が好きな曲調に変えて制作できることです。また、演奏家としてのこれまでの経験も活かしながら、演奏者が思わず何度も弾きたくなるような作品づくりを心がけてアレンジしています。

編曲でも演奏でも、根本には音楽の面白さに惹かれ、音楽が大好きだという気持ちがあります。音楽の面白さは、その時その時に適したものはあっても、何を感じるかは聴き手に委ねられているところにあると思っています。聴いた時の感情や感覚で、いろいろなものの見え方や感じ方が変化するのが魅力の一つですね。

今後はサックス奏者に向けた新たな楽曲を制作し、楽曲の種類を増やすことで、クラシックサックスの裾野を広げていきたいです。編曲という形で音楽の面白さを表現し、演奏する楽しさや聴く楽しさ、学問としての楽しさなど、その人が好きを追求できる音楽を届けていきたいです。

田中さんが編曲した作品の録音風景
納得するまで何度も編曲した作品を録音します

(広報こおりやま2022年11月号より。内容は当時のもの)

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