ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 文化スポーツ部 > 国際政策課 > 002 私と郡山【春山秀城氏】

本文

002 私と郡山【春山秀城氏】

ページID:0004441 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

002 私と音楽【春山秀城氏】

春山秀城氏顔写真

音楽との関わりは、大学のサークルでクラシックギター、スウィングバンド、オーケストラのティンパニー、卒後はオーボエと遍歴しています。縁あって当時新設のFTVジュニアオーケストラの講師を引き受け、小中高の子供たちと演奏以外にも彼らの興味や恋愛などの話をする機会が多くあり、多分ご両親にも出来ない貴重な体験のおかげで、医師となってからも日頃の診療で子供たちと自然にお話が出来ます。郡山では郡山市民オーケストラに所属、団内であさかの木管五重奏団を編成し、高松で開催されたアンサンブルコンテスト全国大会を経験しています。平成2年に郡山市内に医院を開業してからは、地方ではオーボエの指導者が少ないこともあり、請われるままに県内・郡山市の小学生から社会人まで診療後に教えることになり、最終的に生徒は100名を越えてしまいました。

奏者としての、多少視点の違う体験の中で感じたことは、楽器奏法のレベルは本人の持っている感性と運動能力にあたる慣性の高さ、それを表現するに十分な道具(楽器)を使いこなす技術力にあると思います。感性や慣性はもともと持っている能力に限られてしまいますが、楽器の使いこなしには努力が報われるかもしれません。社会の倫理には相反して「努力はした方が良いが、報われるとは限らない」という残念な答えになってしまいます。洋楽は決して資格で演奏するものではなく、音を出していくらの世界ですので、聴衆が鍵を握っているところが怖いですが、逆に魅力を感じます。瞬間芸術ともいわれ、出した音は二度と戻せないので、私的には今までの失敗を消す道具があれば是非ほしいと思います。楽器を始めて50年、喜寿となった今生涯現役が目標でしたが、趣味とはいえ相手のある行為なので、成功率が下がっていく中でこのまま続けるや否や、今後は目と耳と舌(タンギング)との相談になるかもしれません。

春山秀城氏オーケストラ写真
オーケストラの様子

楽都郡山のイメージ図