郡山市保健所長から市民の皆さまへ(第2号新型コロナウイルス感染症の疑い基準に該当した後の流れについて)

郡山市保健所長の塚原太郎です。

郡山市民の皆様におかれましては、中国における新型コロナウイルス感染症の蔓延について何かとご心配がおありではないかと思います。郡山市ではこれまで、保健所での相談対応や郡山市ウェブサイトでの情報提供などを行ってきましたが、市民の皆様により的確に情報提供できるように、郡山市ウェブサイトに「郡山市保健所長から市民の皆様へ」のコーナーを設け、市民の皆様により分かりやすい情報提供を行うこととしました。新型コロナウイルス感染症対応のご参考としていただけると幸いです。

なお、情報は随時更新されますので、あわせてこちら(新型コロナウイルスに関連した感染症について)もご覧ください。

 

第2号 新型コロナウイルス感染症の疑い基準に該当した後の流れについて(記事掲載日:2020年2月12日)

郡山市保健所長の塚原太郎です。

第1号では帰国者・接触者相談センターの概要と市民の皆様のご利用の注意点について解説しましたが、今号では疑い基準に該当した後の流れについて解説します。

1.疑い基準に該当した場合の検査について

相談者は疑い基準に該当すると判断された場合、「帰国者・接触者外来」を受診することになります。この外来では咽頭拭い液と痰を採取され、特殊なウイルス検査が行われます。この検査はPCRと呼ばれる検査です。現在、国立感染症研究所と各都道府県が設置している地方衛生研究所だけが検査できます。郡山市保健所では実施していません。

2.検査陽性の場合の入院/退院について

このPCR検査の結果が陽性となると新型コロナウイルスに感染していることが確定となり、保健所は症状の軽重にかかわらず患者さんに入院を勧告します。患者さんは福島県が指定する感染症指定医療機関に入院することになります。2月1日に、新型コロナウイルス感染症が法律の対象疾患に指定されたため、この勧告には強制力があります。この勧告を受けて入院した場合、患者さんの医療費窓口負担が公費負担となるため、患者さんの医療費負担は軽減されます。入院治療を行った結果、37.5度以上の発熱が24時間なく、呼吸器症状が改善傾向であれば先ほどのウイルス検査を2回行い、2回とも陰性が確認されれば、退院することになります。

3.検査陰性の場合の健康観察について

一方、PCR検査が陰性である時には、保健所は入院勧告をしません。患者さんは通常の病気で受診する時と同様の診察治療を受けて帰宅することになります。外来受診後は、湖北省から帰国、または湖北省に滞在歴がある方と最後に接触した日から、14日間保健所で健康観察をさせていただきますのでご協力ください。この理由は、ウイルス検査が陰性であっても14日間は新型コロナウイルス感染症を発症する可能性が残っているためです。

以上が疑い基準に該当した後の流れです。次号では、確定患者さんと濃厚な接触があった方に対する保健所の対応について解説します。

新型コロナウイルス感染症対策への市民の皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。

 

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部保健所地域保健課

〒963-8024 福島県郡山市朝日二丁目15-1
電話番号:024-924-2163 ファックス番号:024-934-2960

更新日:2020年03月19日