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ウクライナ農業視察団が安積疏水関連施設などを視察しました

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更新日:2023年7月27日更新 印刷ページ表示

ウクライナ農業視察団が安積疏水関連施設などを視察しました

ウクライナでの農業・かんがい分野の復興に、東日本大震災に関わる本市の取り組みや技術を生かすことを目的として、ウクライナ農業政策食料省等の幹部8名が、独立行政法人国際協力機構(JICA)の招きで、日本遺産に認定されている安積疏水関連施設や市園芸振興センター等を視察しました。

  • 日程 2023年7月11日~14日(4日間)

郡山市長表敬訪問

7月11日に、ウクライナ農業政策食料省農業資源管理部長のオルハ・パジニッチさんを代表とした視察団8名が郡山市役所を訪れ、品川市長と懇談しました。

オルハさんからは「ウクライナは既に復旧・復興に目を向けていて、東日本大震災からの復興を進めている福島県や郡山市の農業について学びたい」との挨拶がありました。

品川市長から本市の伝統工芸品である高柴デコ屋敷の張子人形等の記念品を贈った後、オルハさんからは、ウクライナのお菓子やイラストシート等をいただきました。

懇談風景

品川市長からオルハさんへ記念品贈呈

記念撮影

安積疏水関連施設の視察

7月13日に、安積疏水土地改良区事務所で安積疏水の歴史や仕組み等について説明を受けました。その後、水管理センターで自動運転を行う計器類を見学しました。ウクライナの皆さんは、水路の管理状況をスマートフォンで把握できるシステム等に感心していました。

安積疏水土地改良区での講義の様子

その後、灌漑部門と営農部門の担当者が分かれて、別コースで視察研修を行いました。

灌漑部門では、十六橋水門、上戸頭首工、田子沼分水工、沼上発電所の4カ所を視察しました。上戸頭首工では、稲作には温かい水が適していることから、取水口を扇型にして太陽の光で温める仕組みや、水門を下から上に閉めることで、湖面上部の水を取り込む方法などの工夫を凝らした点に興味を示していました。

十六橋水門

ファンドールン像の説明を受ける視察団

上戸頭首工

取水量などの説明を受ける視察団

沼上発電所

園芸振興センターの視察

視察研修の最終日となった7月14日は、逢瀬町の市園芸振興センターでキュウリやアスパラガス、トルコギキョウ等の実証栽培ほ場を見学しました。

ウクライナの皆さんが特に関心を示したのが、サツマイモや枝豆等を親子で苗植えから収穫まで行う「ふれあい体験農園」の取り組みでした。土地が狭い日本ならではの農業体験は、ウクライナではめずらしく映ったようで「家族が農業を通じて触れ合えることに感動した」と話していました。また、質疑応答では、土壌成分に関しての質問が多く挙がりました。

場内の見学

質疑応答

参考資料

郡山市報道資料(ウクライナ農業セクターによる郡山市視察研修について) [PDFファイル/828KB]

関連リンク

日本遺産 未来を拓いた「一本の水路」(文化庁ポータルサイト)<外部リンク>

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