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【博物館コラムVol.2】~第1回企画展のテーマとオススメ資料~

ページID:0148775 更新日:2025年5月15日更新 印刷ページ表示

こんにちは、歴史情報博物館職員の豊田です。

郡山市歴史情報博物館は3月に開館し、現在、第1回企画展「過去と未来をつなぐ 新たな博物館の挑戦」が開催中です。

私はこの企画展を担当しました。博物館最初の企画展ということで歴史情報博物館と前身施設である郡山市歴史資料館について取り上げています。

第1回目の展示なので、大きく安積疏水などを取り上げる展示の方がよかったのかもしれませんが、歴史資料館のお別れ展示をできていなかったこと、博物館の建設や展示製作について取り上げることができるのはこの第1回目しかないということで、このテーマになりました。

展示担当としてのオススメ展示資料は、資料館と博物館周辺の建物模型と、複製品です。

建物模型はそれぞれ細かい部分まで作られており、担当者がどのような建物にしたかったのかを伺えます。また、博物館周辺模型は麓山地区まで作られており、郡山市の「知の結節点」となることを目指すとした博物館の方針も見えてくる気がします。

歴史資料館模型 歴史情報博物館周辺模型

複製品は、来館者に郡山の歴史をより知ってもらうために選び、製作した資料です。企画展では複製品としての一面を取り上げていますが、原資料の歴史的解説については常設展示で解説していますので、企画展と常設展あわせてご覧いただければと思います。

複製品「蒔絵神馬図」 複製品「二彩浄瓶」

また、企画展開催中は毎週日曜日に展示解説を開催しています。 

展示の意図や展示資料のパネルに入らなかった情報等を交えて展示の解説をしていますが、その中で時々「歴史資料館に行ったことはありますか?」という質問をします。

行ったことがある人は手を挙げてくださいと伝えますが、行ったことがある人は大体半分ほどです。この結果で、今まで博物館という施設に行くことがなかった人も、来館してくれているのだと実感しました。

初めて来たという人に話を聞くと、新しい施設ということで、どんなものなのか行ってみようと思った人が多いようです。資料館に来たことがある人は企画展での資料館の紹介部分で懐かしさを感じていた人もみられました。

博物館に初めて来館された人、資料館の時から来館されていた人、それぞれの人たちに郡山の歴史をより楽しく、魅力的に伝えられるよう企画展をはじめ事業を行っていきたいと考えています。

 

第1回企画展は6月15日まで開催していますので、ぜひご来館ください。