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【博物館コラムVol.8】新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
郡山市歴史情報博物館長の嶋根です。
日頃より、当館に温かいご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。本年が皆様にとって、実り多く、健やかな一年となりますことをお祈りいたします。
郡山市歴史情報博物館は、昨年3月15日の開館以来、多くの皆さまに支えられ、この12月7日に来館者5万人を迎えることができました。開館から1年に満たない中でこの節目を迎えられたことは、私たちにとって大きな励みであり、同時に身の引き締まる思いでもあります。ご来館くださった市民の皆さまをはじめ、学校関係者の皆さま、そして市内外から足を運んでくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
当館は、「郡山の歩みを、資料とともに、わかりやすく伝える」ことを大切にしながら、原始・古代から近現代までの歴史を一体的に紹介する博物館としてスタートしました。公文書や古文書、考古資料、写真や映像資料など多様な史資料を通して、郡山というまちがどのように形づくられてきたのかを、できる限り身近に感じていただける展示を心がけてきました。展示室で熱心に資料をご覧になる方、家族で語り合いながら見学される姿、校外学習で訪れた子どもたちの真剣なまなざしに触れるたびに、博物館の果たす役割の大きさを実感しています。
また、常設展示に加え、企画展や多彩なイベントにも力を入れてきました。全国の博物館や関係機関と連携した紹介展示、地域の歴史や文化を多角的に掘り下げるテーマ展、さらには郡山市ゆかりの俳優・西田敏行さんの歩みと作品を紹介する特別展など、幅広い世代に楽しんでいただける企画を展開してまいりました。こうした取り組みを通じて、「歴史は決して難しいものではなく、身近で面白いもの」であることを感じていただけたのではないかと思います。
5万人という来館者数は、一つの通過点に過ぎませんが、その一人ひとりが、郡山の歴史や記憶と向き合う時間を過ごしてくださった結果でもあります。博物館は、過去を保存する場所であると同時に、現在と未来を考えるための拠点でもあります。郡山の成り立ちや先人たちの営みに触れることが、これからのまちづくりや地域の未来を考えるきっかけにつながることを、私たちは大切にしていきたいと考えています。
今後も郡山市歴史情報博物館は、関係機関や地域の皆さまと連携しながら、何度でも訪れたくなる博物館を目指して歩みを進めてまいります。展示や事業を通して、新たな発見や対話が生まれる場となるよう、次の節目に向けて、さらに魅力ある展示と事業をお届けしてまいりますので、ぜひ今後ともご期待ください。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


