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column008【郡山交響楽団】

ページID:0047937 更新日:2022年8月24日更新 印刷ページ表示

郡山を一流の楽都にしたい

郡山交響楽団

2021年9月に立ち上げられた郡山交響楽団。

立ち上げの中心となった五十嵐陽さんと長谷川弘樹さんは、立ち上げの何年も前から、福島でもっと音楽家が活躍できる環境が欲しいという想いがありました。

またコロナ禍になって、演奏会からレッスンまで音楽家の活動が制限される世の中になってしまったが、だからこそ音楽家の活躍できる場所を守らなければとオーケストラを立ち上げられたそうです。

2021年12月には第1回公演。2022年3月には第2回公演を開催。2022年11月12日には都内での演奏会、そして翌日11月13日は郡山で第3回目の公演を予定しています。

お二人に郡山交響楽団の抱負などをお伺いしました。


長谷川「この一年オーケストラの運営で、かなり忙しく活動を続けてきました。振り返ってみてどうでしたか?」

五十嵐「一歩一歩、いろんなことが前に進んでいる気がします。ありがたいことに、設立以来、いろんな人から励ましの声をいただいたり、力を貸してくれ公演が実現したり、運営をサポートしてくれました。」

長谷川「確かに、個人で活動していた時とは比べ物にならないくらい、いろんな人に出会い新しいプロジェクトが進みました。」

五十嵐「私も長谷川君も、都内や関西のプロオーケストラで演奏家として仕事をしてきて、似たようなタイミングでお互い実家の事業を継ぐために福島に戻ってきました。一緒に演奏活動した仲です。どうしてオーケストラを作ろうと思いましたか?」

長谷川「だいぶ前のことだけど、福島につながりのある人が集まってオーケストラの公演をする機会がありました。福島県出身でプロになった音楽家がとても多いので、オーケストラがすぐにできてしまう。ただ運営的な面で、上手くいかないことも多かった。”マネージメントが上手くいっていない。”そういうのを見て、音楽家が本気になって音楽できる環境が福島にあったら。と思い、それがきっかけでした。」

五十嵐「音楽家が必要としているサポートはちょっと特殊だよね。音楽家ってみんな独特な感性を持っているところがあるし。」

長谷川「リハーサルの組み立て方から、譜面の扱い方まで、自分たちでオケの運営をやってみて気づくことがたくさん。演奏の仕事は、全体のほんの一部だって思いました。」

五十嵐「仕事は山のようにある(笑)」

長谷川「本当に!ただ今まで1回ずつ演奏会をやるたびに、どこからか新しい人が現れてきて、色んな人脈や公演のサポートをしてくれる。みんな福島に本格的なオーケストラができるのを待ち望んでいたのではないかな?ゼロからのスタートだったのでほんとありがたい限りです。」

五十嵐「クラウドファンディングを実施しましたが、応援のメッセージを見ると市民の皆さんも“楽都郡山”に本格的なプロのオーケストラができるのを待ち望んでいたのかな。と思います。」

長谷川「期待に応えられるよう頑張らなければね。今後の夢や目標はありますか?」

五十嵐「郡山を一流の楽都にしたいです。郡山のみならず最終的には福島県を全国に誇れる芸術性の高い県にしたいですね。私たちのオーケストラの活躍の場を県内でもっと増やして、市民や県民の皆さんが良い音と音楽に身近で触れていただき豊かな気持ちになっていただければ嬉しいです。そちらは?」

長谷川「やはり音楽家が本格的に活躍できる環境を作ることかな。将来、私たちに続く、もっと若い音楽家たちが“何か面白いことをしたい!”と出てくるはずなので、彼らが頑張れるような環境を作りたい。そのために今があると思う。」​

郡山交響楽団

楽都郡山のイメージ図