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「小野竹喬の世界」展開催に合わせ、日本映画の名匠・溝口健二作品を上映します。
溝口作品の多くで、竹喬が主要メンバーだった国画創作協会への出品で注目された日本画家・甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)が時代考証として名を連ねています。
竹喬より少し下の世代ながら、同時代の京都で暮らした甲斐荘の美意識で彩られた作品で、日本映画の美をお楽しみください。
『歌麿をめぐる五人の女』
溝口の戦後2作目にして、江戸時代の女とその艶やかな風俗に臨んだ作品。
風俗考証に甲斐荘を迎え、江戸時代の女たちが直面していた情況や世界観と、時代背景を緻密に演出。
江戸時代の社会システムの考証だけではなく、衣装、髪型など当時の女たちが実際に憧れ、こだわったであろう風物を美しく表現することにより、
女性を浮き彫りにするという溝口監督の独特のリアリズムは、後の『西鶴一代女』(1952)に受け継がれた。
入場料:無料(申込不要)