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戦後の荒廃からようやく落ち着きを取り戻した1950年代半ば、ヨーロッパ諸国では経済が急速に復興し、豊かさの時代を迎えようとしていました。自動車やテレビや冷蔵庫が一般家庭の手に届くものになり、十代の若者たちがスマートなスクーターを買える時代が到来したのです。
こうした変化にいち早く反応したイギリスの若者たちは、1960年代に入ると自分たちの音楽やファッション、映画や娯楽に興味をもち、斬新で個性的・刺激的なものを求めていきます。この時代、ロックンロールをはじめ新しい音楽が次々と生まれ、イギリスからはビートルズ、ローリング・ストーンズ、ヤードバーズ、ザ・フーなどのバンドが次々にデビューし、世界へと羽ばたいていきました。ロンドンのカーナービー・ストリートには、若者向けのブティックが次々とオープンし、ストリートには、モッズ・ルックできめた若者たちがたむろし、ミニスカートをはいたツイッギーが登場して、ロンドンが若者文化の発信地となっていきました。「スウィンギン・ロンドン」と称されたこの興奮と熱狂のなかで、伝統的な階級の壁は崩れ、才能があれば誰にでも成功する道が開かれ、様々な分野で新しい才能が次々と芽生えていきました。
本展は、ロンドンで1950年代から1960年代にかけて日常生活に取り入れられた各国のデザイン製品とともに、ファッションや音楽をベースとした若者文化をとりあげ、当時のライフスタイル全般を振り返ろうとするものです。
ジミー・ペイジ氏、本人が使用したエレキ・ギター、ヤードバーズ時代のステージ衣装なども出品が決定!
当時の生活デザイン用品
ラジオ、TV、レコード・プレーヤー、オーディオ、カメラ、タイプライター、食器
スクーター、自動車等
当時流行の音楽
レコードジャケット
楽器(エレキギター、ベース、アンプ等)
当時流行のファッション
ドレス、シャツ、ジーンズ、レザー・ジャケット、靴、帽子、アクセサリー等
テキスタイル・デザイン
グラフィック・デザイン、写真
ポスター、雑誌、等
現代美術(ポップ・アート)
会期 | 平成22(2010)年5月22日(土曜日)~7月4日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
主催 | 郡山市立美術館 |
後援 | ブリティッシュ・カウンシル |
企画協力 | 株式会社ブレーントラスト |
観覧料 | 一般:800(640)円高校・大学生:500(400)円 ()内は20名以上の団体料金 中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |