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風呂敷や着物のコレクターとして知られる三瓶清子さん(郡山市在住、昭和5年生まれ)は、半世紀もの間古い布に愛情を注ぎながら、その役立て方にも心を砕いてきました。このたび、三瓶コレクションの中から、人々の暮らしと結びつきの深い、明治から昭和初期にかけての様々な布の世界をご紹介します。今ではたいへん貴重になった苧麻(絡むし)の着物、木綿の晴着や風呂敷、余り糸で織り上げた「やたら織」の布などには、無名の作り手による手仕事の妙と無心の美が宿っています。そして、大切な布を最後まで使いきろうとする、人々の工夫とセンスを感じ取ることができます。本展では、様々な小裂れを縫い寄せた袱紗(ふくさ)や着物なども併せて約150点を展示いたします。時を越え、かたちを変えてもなお、様々なものがたりを紡いでいる布の魅力をぜひご堪能ください。
会期 | 2009(平成21)年2月7日(土曜日)~3月22日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
主催 | 郡山市立美術館 |
協力 | 清翠会 |
観覧料 | 一般:500(400)円 高校・大学生:300(240)円 ()内は20名以上の団体料金 中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |