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スイスの国民的画家、アルベール・アンカー(1831~1910)。首都ベルン近くのインス村(ドイツ語名、フランス語ではアネ)に生まれ、親の希望通りに牧師になるため神学を勉強していた彼は、やがて画家の道を志し、秋から春までをパリで、夏を故郷で過ごし、絵を描きました。その画風は穏やかで、なおかつ的確な描写力を備えており、今なお母国では絶大な人気を誇っています。
アンカーが生涯をかけて絵にしたのは、華やかなパリの町並みではなく、故郷スイスの村の情景でした。美しくそして厳しい自然の中、助け合い寄り添う人々は、日々の暮らしの中にささやかな幸せを見出しているようです。特に多く描かれたのは子どもたちを中心とする家族の姿でした。学び、遊び、成長していく子どもたちの姿がいきいきと描きだされており、子どもたちへのあたたかい眼差しが感じられます。
ベルン美術館の協力により開催される今回の展覧会は、油彩、水彩、素描など約100点の作品から構成されます。
会期 | 2008(平成20)年2月2日(土曜日)~3月23日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(2月11日は開館、翌12日は休館) |
主催 | 郡山市立美術館 |
後援 | スイス大使館 |
協力 | スイス インターナショナル エア ラインズ、ヤマトロジティクス株式会社、 |
特別協力 | ベルン美術館 |
企画協力 | スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団 |
観覧料 | 一般:500(400)円 高校・大学生:300(240)円 ()内は20名以上の団体料金 中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |