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19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの美術界を席巻したアール・ヌーヴォーの時代、そしてその代表的な芸術家であるエミール・ガレ(1846-1904)の存在は、ガラス工芸の歴史のなかで特筆すべきものといえる。産業革命による技術的な発展や大量消費時代の到来による大量生産の需要が強く求められる時代に企業経営者として敏感に反応しながらも、芸術家としての節を曲げることなく、そのたぐいまれな芸術センスをいかんなく発揮した。
また、万国博覧会での名声、月光色ガラスやマルケトリなどの新技法の開発など、ガレを評価するポイントは多岐にわたるが、この頃のヨーロッパで大流行した“ジャポニスム”の代表的芸術家として、日本国内におけるガレの人気は今日においても衰えることを知らない。そのガレの生誕160年目にあたる今年、改めてその事跡をふりかえってみたい。
会期 | 2006年4月15日(土曜日)~5月14日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
主催 | 郡山市立美術館、青木繁記念大賞公募展実行委員会、郡山市、久留米市、郡山市教育委員会、久留米市教育委員会、石橋財団石橋美術館 |
観覧料 | 一般:800(640)円 高校・大学生:500(400)円 ()内は20名以上の団体料金 中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |