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1915(大正4)年郡山に生まれた彫刻家・佐藤静司。90歳を越えた現在も日展を中心に活躍を続けています。
同郷の木彫家・三木宗策(1891~1945)に学び、戦後は澤田政廣(1894~1988)に師事して、伝統的な木彫技術を修得。1960年代以降、確かな技術に裏づけされたモダンな造形で、ストイックでありながら自由闊達でユニークな作品を発表しています。それは作家の人となりを反映し、豊かな観察眼と感受性から生み出されたものでもあります。「自分を壊しては作っていくのが大切」、「先に何かを発見したいという気持ちで進んでいる」と語る彫刻家は、いまも新鮮な感動を求めて変化し続けています。
日展では審査員、評議員などを歴任し、1997(平成9)年には勲四等瑞宝章を受章。郡山市内にはモニュメントなど作品が各所に展示され、郡山市フロンティア大使でもある彫刻家・佐藤静司。その70年余りの創作の歩みを紹介します。
凛々しく力強い僧侶、あどけない表情の幼児、美しい女性像や慈悲あふれる母子像といった作品の数々 ― その木のぬくもりと清々しさは私たちをやさしく包んで、心安らぐ時間をもたらしてくれることでしょう。
会期 | 2007年2月10日(土曜日)~3月25日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 2月12日(月曜日・祝日)は開館、翌日休館 |
主催 | 郡山市立美術館 |