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桃山時代。このうつくしい響きをもった時代は、日本のルネサンスと呼ばれています。
この時代は、天下統一を目指した武将たちによって、日本の基本構想が大きく変革した時代です。当時の気風は、天下人たちの意気をあらわした豪壮華麗なものであり、大胆な構図と装飾性豊かなデザインを生み出しています。
そのうねりは、絵画、工芸、染織、武具など、さまざまなジャンルの意匠(デザイン)にも大きな影響を及ぼしました。こうした桃山のデザインは、現代のモダン・デザインと比べても遜色のない、ポップでキッチュな感性を持っているといえます。
桃山時代のファッション・リーダーといえば、やはり織田信長や豊臣秀吉でしょう。彼らが残した品は、衣裳、陣羽織や甲冑など、どれをとってもポップなウィットに富み、大胆な色とデザインが目を引きます。また、伊達政宗や蒲生氏郷ら、戦国武将たちのファッション・センスにも大きな影響を与えたことでしょう。
本展は、モダンデザインという視点から、桃山時代のファッションをご紹介します。桃山時代の能装束、胴服などの染織品から、戦国武将たちが身につけた陣羽織、変り兜、刀剣の拵などの名品が展示されます。
これらの作品を通して、日本人の精神の中に宿る、すばらしいデザイン感覚が見えてくるでしょう。
会期 | 2006(平成18)年10月21日(土曜日)~12月3日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
主催 | 郡山市立美術館 |