郡山市制施行80周年・合併40年記念事業
ウィーン美術史美術館コレクション神と人とファラオ 古代エジプトの美
ウィーン美術史美術館は、ハプスブルク皇帝家が蒐集した最高級の芸術品を多く展示していることでたいへん著名な、世界最大規模を誇る美術博物館のひとつですなかでもエジプト・コレクションは、世界の古代エジプト・コレクションの中で最も重要なもののひとつに数えられる充実したコレクションとなっています。このコレクションは、ナポレオンの遠征によって古代エジプトが脚光を浴びた19世紀初頭から収蔵作品が増大し、1821年頃には既に数千点に達していました。さらなるコレクションの充実は、1867年にメキシコ皇帝マクシミリアンとして暗殺された、フェルディナンド・マックス大公のミラマレ・コレクションが1880年に加えられたことと、20世紀に入ってのオーストリア調査隊によるエジプトでの発掘、とりわけ1912年から29年にかけてヘルマン・ユンカーの行ったギゼーのピラミッドの発掘により、古王国時代の出土品が数多く加えられたことによります。本展は、ウィーン美術史美術館の総館長であり、エジプト考古学の専門家であるヴィルフリート・ザイペル博士の指導のもとに、美術史美術館の研究スタッフにより、古代エジプト文明の初期からギリシャ・ローマ支配の時代に至るエジプト王国四千年の歴史を紹介する141点の展示物によって構成されるものです。「神とファラオ」、「古代エジプト人の生と死」、「古代エジプト人の生活」という三つのテーマにわかれて展示されます。古代エジプトの高度な文化から生まれた質の高い芸術作品に接することができるとともに、古代エジプト文明についての知識と理解を深める為のまたとない機会となるでしょう。
企画展
会期 |
2004年4月10日(土曜日)~5月23日(日曜日) |
開館時間 |
午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 |
毎週月曜日 (5月3日[祝日]は開館、5月6日[木曜日]は休館) |
主催 |
古代エジプトの美展実行委員会、郡山市立美術館、株式会社福島放送 |
観覧料 |
一般1,200円(1,000円)高大生600円(500円)
()内は20名以上の団体料金
中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |