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近年、最も注目されている写真家のひとり、ソール・ライター(1923―2013)は、1950年代からニューヨークでファッション写真家として第一線で活躍し、1980年代に表舞台から退きました。しかし、2006年にドイツで出版された初の写真集『Early Color』によって「再発見」されると、一躍脚光を浴びます。「カラー写真のパイオニア」と称されたソール・ライターは、以降展覧会の開催や映画などを通じて世界中の人々に知られるようになりました。
ニューヨークを舞台に、ソール・ライターは類稀な造形感覚によって、日常が織りなす光景を独自の距離感で撮り続けました。世界中が平穏な日々を願う昨今、ソール・ライターの作品や言葉が、私たちに日常のありようを静かに問いかけてくるようです。
本展では、2014年に創設されたソール・ライター財団が管理する膨大な作品資料のアーカイブから、選び抜かれた作品を展覧してソール・ライターの業績を辿るとともに、その創作の源泉に迫ります。
会 期 | 2022年9月10日(土曜日)〜10月23日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時30分〜午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜 (9月19日(月・祝)及び10月10日(月・祝)は開館、各翌日休館) |
観覧料 | 一般1000円(800)円 高校・大学生、65歳以上700(560)円 ※( )内は20名以上の団体料金 中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料 |
主催 | 郡山市立美術館 |
協力 | ソール・ライター財団 |
企画協力 | コンタクト、Bunkamura |