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【健康コラムVol.1】“野菜ジュースを飲むこと”と、“野菜を食べること”は同じ?
皆さまこんにちは!保健所健康づくり課の栄養士です。
「ココカラ!こおりやま」初回コラムを、「栄養」の内容をテーマで飾らせていただけて嬉しい限りです。皆さまの日々の生活に、ちょっと役立つ内容をお届けできればと思います!
さて、今回のテーマは、
「“野菜ジュースを飲むこと”と、“野菜を食べること”は同じ?」です!
一般的に「野菜は体に良い!」・「野菜を食べましょう!」と言われているため、“野菜ジュース”を飲んでいる方も多いと思います。
そこでタイトルの質問「“野菜ジュースを飲むこと”と、“野菜を食べること”は同じ?」ですが、同じではありません。ただし、“野菜の代用品”としては、手軽で有効な手段の一つであると考えています。
「野菜ジュース」は、ジュースになる加工段階で、「食物繊維」や「ビタミンC」のように失われる栄養素がある一方、細胞が破壊されているため栄養素の吸収が良くなるというメリットもあります。
そのため、野菜不足の方や食べる習慣がない方には、冷凍野菜やカット野菜などの活用に併せ、“野菜ジュース”の活用もおススメです。
ところで、皆さんは“野菜ジュース”を選ぶ際、何を基準に選びますか?
“野菜ジュース”と言っても、とても種類が豊富です。
【選ぶ際のポイント】
(1)野菜100%か果汁入りか
野菜100%:野菜がしっかりとれる反面、野菜本来の味で飲みにくいことも。
果汁入り:甘味があり飲みやすい反面、含まれる糖質が多くなる傾向あり。果汁の割合はそれぞれ。
(2)製法の違い
濃縮還元:比較的安価で味や品質が安定している反面、加工段階での成分等の損失が出やすい。
ストレート:香りや栄養素の損失が少ない反面、個体差(味や成分)が出やすくコストもかかるため比較的高価になりやすい。
(3)加工段階で添加される物質の有無(砂糖、食塩、香料、保存料等)
加工による損失を補う、飲みやすくする、保存性を高めるなどの様々な理由で添加されます。添加されるものは、パッケージの表示で確認できるので参考にしましょう。
ちなみに、私の好みは、野菜100%で食塩・砂糖不使用、トマトがあまり全面に主張していないタイプです。
好みを見極める際のヒントになるのは、パッケージの「原材料表示」です。使用されている材料が記載されており、原材料に占める重量割合の高いものから順に表示するルールがあります。そのため、順番が前に書いてある食材ほど多く使用されており、味にも大きく影響していると考えられます。
同じ野菜100%でも使用される野菜の種類や量の配分により、味が大きく異なります。果汁入りも同様です。ぜひ、ご自身の好みに合うものを探してみてください。
今回の話は以上です。皆さまいかがでしたか?
これからも皆さまの健康づくりのお手伝いを続けていくため、様々な情報発信に努めますので、今後ともよろしくお願いします!