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減塩にチャレンジしよう!

ページID:0054815 更新日:2022年11月15日更新 印刷ページ表示

塩のとりすぎは脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます

 塩のとりすぎは、高血圧になりやすく、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。それは、なぜでしょうか。

 血液の中の塩分濃度は一定に保たれています。塩をとり過ぎると、一時的に高くなった塩分濃度を下げるために、体に水分がため込まれます。これによって、血液量が増え、血管にかかる圧力が増すため、血圧が上がります。(=高血圧)高血圧が続くと、血管などが傷つき、脳卒中や心筋梗塞など命に係わる病気を引き起こす危険が高まります。

 このような病気を防ぐためにも、日々の食生活で減塩が必要です。

塩のとりすぎが招くこと

1日の食塩の目標量と福島県の現状

現在の1日の食塩の目標量は、次のとおりです。

1日の食塩の目標量 男性7.5g未満 女性6.5g未満

現在の福島県と全国平均の1日の食塩摂取量は、

福島県と全国の1日の食塩摂取量

という結果が出ており、1日の目標量とは程遠い状況です。また、全国から見ても福島県は​多く食塩を摂取しています。

すぐに目標量まで減塩するのは難しいかもしれませんが、食生活の中で少しでも減らして、減塩に慣れていくことが大切です。

減塩にチャレンジしてみよう!

1 減塩のコツを知る

  • かけるよりつける

しょうゆなどの調味料は、かけるよりつけたほうが食塩摂取量が少なくなります。

  • 酸味を活用する

酢、レモンなどの酸味が味のアクセントになり、薄味に仕上げることができます。

  • 香辛料や香味野菜を活用する

香辛料(こしょう、カレー粉など)や香味野菜(しそ、ねぎ、にんにく、しょうがなど)を使うことで、風味や味にメリハリがつきます。

  • うまみを利用する

昆布やかつお節、干し椎茸などのうまみをだしに利用することで、薄味でも味わい深く感じることができます。

  • 香ばしさをプラスする

焼き物にしたり、ごま、ナッツ類で和えるなどの工夫をすると、香ばしさがプラスされます。

  • 食べ過ぎない

料理をうす味にしても食べる量が多いと、摂取する塩の量も多くなります。

  • 麺類の汁は残す

汁もの、とくに麺類のスープは塩が多く使われています。スープはなるべく残すようにしましょう。

2 食品の塩分量を知る

(1)調味料に含まれている食塩量

調味料に含まれる食塩量を知って、使い過ぎを防ぎましょう。

調味料大さじ1(15ml)に含まれる食塩量
調味料 食塩量
こいくちしょうゆ 2.6g
減塩しょうゆ(食塩50%カット)(※) 1.3g
みそ(淡色辛みそ) 2.2g
ウスターソース 1.5g
フレンチドレッシング 0.9g
ケチャップ 0.6g
めんつゆ(ストレート) 0.5g

※ 減塩調味料は、商品によって塩を減らしている割合が異なります。商品のパッケージや栄養成分表示を参考にしましょう。

(2)加工食品に含まれる食塩量

加工食品の中には、塩が多く使われているものがあります。食べる量などに気をつけることで、減塩につながります。

加工食品に含まれる食塩量
食品名 分量 食塩量
梅干し 1個(10g) 1.8g
白菜漬け 小皿1つ(50g) 1.1g
キムチ 小皿1つ(50g) 1.1g
たくあん 5切れ(15g) 0.5g
たらこ 1/2腹(40g) 1.8g
塩さけ 1切れ(80g) 1.4g
かまぼこ 5切れ(50g) 1.3g
ウインナーソーセージ 1本(25g) 1.0g
ハム 1枚(10g) 0.2g
カップラーメン 1食 5.5g

(3)栄養成分表示を参考にする

一般用加工食品には、栄養成分表示が記載されています。栄養成分表示の「食塩相当量」をみると食品中の食塩量がわかります。

栄養成分表例

栄養成分表示の図

減塩レシピ集

減塩レシピを集めたレシピ集(60品)を作成しました。減塩の参考に、活用してください。

減塩レシピ [PDFファイル/4.4MB]

減塩レシピ集の中のレシピを一部紹介します。

・チキンカレーライス

チキンカレーライスのレシピ

・鶏肉のごま焼き

鶏肉のごま焼きのレシピ

・きゃべつとわかめの昆布茶和え

きゃべつとわかめの昆布茶和え

・減塩みそ汁(豆乳風味)

減塩みそ汁(豆乳風味)

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