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食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは
腸管や皮膚、粘膜、気道から吸収された食物に対して、体を守るはずの免疫システムが、過敏に反応して起きる有害な症状をいいます。
食物アレルギーの症状
症状としては、以下のようなものがあげられます。
- 皮膚の症状(かゆみ、じんま疹、赤み)
- 目の症状(結膜の充血、かゆみ、まぶたの腫れ)
- 口・のどの症状(口やのどの違和感、イガイガ感、唇・舌の腫れ)
- 鼻の症状(くしゃみ、鼻汁、鼻づまり)
- 呼吸器の症状(声がかすれる、咳、息が苦しい、ぜん鳴、のどがしめ付けられる感じ)
- 消化器の症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢)
- 循環器の症状(脈が速い、脈が不規則、脈が触れにくい、手足が冷たい、唇や爪が青白い、血圧低下)
- 神経の症状(元気がない、ぐったりしている、意識もうろう、不機嫌、尿や便をもらす)
食物アレルギーと思われる症状が出た場合には、医療機関を受診しましょう。
特に注意が必要なのは、「呼吸器の症状」、「消化器の症状」、「循環器の症状」、「神経の症状」で、迅速な対応が必要になることもあります。
また、症状は変化する可能性があるため繰り返し観察しましょう。
容器包装された加工食品のアレルギー表示
加工食品による食物アレルギー症状を起こす被害を防ぐため、加工食品には原材料として含まれているアレルゲンを表示することが食品表示法により定められています。
8品目が表示義務とされ、20品目が表示が推奨されています。内容は以下の通りです。
1.表示義務があるもの(特定原材料8品目)
えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
2.表示が推奨されているもの(特定原材料に準ずるもの20品目)
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、
さけ(鮭)、さば(鯖)、ゼラチン、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご
関連リンク
- 公益社団法人日本アレルギー協会<外部リンク>
- 社団法人日本アレルギー学会<外部リンク>
- 食物アレルギー研究会<外部リンク>
- 日本小児アレルギー学会<外部リンク>