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【健康コラムVol.6】歯科健(検)診のすゝめ~「先手必勝」~
こんにちは!保健所健康づくり課の歯科衛生士です!
6月と言えば「6月4日」にちなんで、「6(む)4(し)」→「虫歯予防デー」を思い浮かべる方が多いのではないのでしょうか?
今回のコラムではむし歯予防の話をと思いましたが、既に多くの方はご存じのことと思いますので、少し角度を変えて…(*´σー`)エヘヘ
コロナ禍と口と歯の関係
さて、古いことわざで「口は災いの元」と言いますが、皆さんも少なからずご経験があるのではないでしょうか?
かく言う私も思い当たる節が多々ありまして…その都度深く反省したことを思い出します。
2020年から猛威を振るった新型コロナの対策を振り返ってみると、うがい・手洗い、3密、黙食、咳エチケット、そしてマスクの着用が極めて効果的とされ、ウイルスの侵入口でもある「口」をふさいで(覆って)「災い(感染)」を抑えることに…
この対策は功を奏し、市場に出回るマスクは一時品薄となりましたが、今では老若男女を問わず、ファッションの一部となっているとも言われています。
マスク姿の生活が長くなるにつれ、気がつけば「お隣さんはどんな顔してたっけ?」などと、友人や知人の顔の印象を忘れてしまったという声も聞かれました。人の印象を決める上で「口」が占める割合は、実は大きかったのではないでしょうか!
コロナ禍あるある?
これは我が家でのある日の会話
(子ども)「〇〇ちゃんが△△君を好きなんだって!顔半分しか見えないのにね~」
(私)「へぇー、そうなんだぁ」
その2日後…
(子ども)「〇〇ちゃん、△△君のことやめたって!マスクとった顔が想像と違ってたんだって~」
(私)「△△君も同じこと思っていたりして~」
確かにマスク姿は隠れているところはどうなっているのかと想像を掻き立てる!ワクワクさせる!!!
まるで何か大事な部分を覆い隠しているかのよう☆彡
ふとマスクを外した瞬間に見える口元や顔全体のバランスを見て「へぇ~こんな顔しているんだ」と一人勝手に楽しんでいる私です。
「コロナ禍あるある」 きっと共感される方も多いのではないでしょうか?
新型コロナが5類へ
マスクの効果はウイルスの侵入を防ぐだけでなく、口から出る「あんなもの」や「こんなもの」(つばの飛沫や口臭のたぐい)まで抑えてくれる優れもの!
その反面、表情が見えない、感情が読めないなどマイナスな影響があるとの声も聞かれます。
以前、くしゃみの飛沫はどの程度飛ぶのかという実験がテレビで盛んに放映されていました。
では、ここでクイズです。
口臭はどの程度の飛距離があるでしょうか?(答えは後ほど!)
新型コロナが5類へ移行になり、マスク着用が自己判断になった今!今まで隠れていたあなたの口元が、再び世間にさらされる時がやって来たのです!(やって来るのです!)
さあ!今がその時!
マスクに隠れたあなたの口元は今、どんな状態ですか?
口元が緩んでいる!口がポカ~ン( ゚д゚)と開いている!口呼吸が当たり前になっている!さあ大変!
健康づくりという視点では、口からの災いをなくすためには、ご自身の口腔内を歯みがきで清潔にすることに加えて、定期的な歯科健診で歯や口腔内の状態を知ることが大切です。
そのため、歯科での定期健(検)診をお薦めします!
郡山市では、年度内に40・45・50・55・60・65・70歳に到達する方に無料で歯周疾患検診を行っています!
新型コロナ5類への移行をきっかけに、一歩踏み出して!歯科健(検)診に行こう!
★クイズの答え:4メートル
※口臭科学研究所調査より
一人平均喪失歯数は60歳を境にUp⤴
4mmの※歯周ポケットを持つ人の割合も60歳が70%!
※健康は歯周ポケット歯2mm以下
ターニングポイントは60歳!歯科検診へ早めのダッシュを!