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結核について

ページID:0055753 更新日:2023年9月8日更新 印刷ページ表示

令和5年結核予防週間リーフレット(表)令和5年結核予防週間リーフレット(裏)

令和5年度結核予防週間リーフレット

結核は日本の重大な感染症です

結核は、医療や生活水準の向上により新規患者数が減少傾向にあるものの、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、約1,600人以上が命を落としている日本の主要な感染症です。

結核を発症しても、早期に発見できれば、本人の重症化が防げるだけではなく、大切な家族や友人等への感染の拡大を防ぐことができます。

厚生労働省は、9月24日から9月30日までを「結核予防週間」と定めて、結核に関する正しい知識の普及啓発をはかることとしています。

この機会に、結核に関する正しい知識を身に付けましょう。

結核予防週間標語『いまも1日平均28人が結核と診断されています。』

結核ってどんな病気?

結核とは、重症の患者がせきやくしゃみをした時に結核菌が空気中に飛び散り、周りの人がそれを肺の奥まで吸い込むことで感染します。

結核菌を吸い込んでも、ほとんどの菌は鼻や口、のどの粘膜にぶつかり、感染にはいたりません。菌が肺の奥(肺胞)まで届き、免疫力に打ち勝って増殖すると初めて感染となります。

また、感染しても発病する方は10人に1人か2人といわれています。発病は感染後、2年以内のことがほとんどですが、中には何十年も経った後に、免疫力が落ちて発病する方もいます。

結核と診断されても、治療を始めれば1~2か月で周りの人に感染させることはなくなり、6か月~9か月の治療期間、医師の指示どおり毎日きちんと薬を飲めば治ります。

高齢者の結核患者が増えています

福島県内で、令和3年中に新たに結核を発症した患者は101名で、そのうち7割以上が65歳以上の方です。

高齢者の場合は、せき、たんなど目立った症状が現れにくく、発見が遅れることがあります。

1940年代は日本で結核患者数が最も多かった時期であり、発病はしなかったものの感染した人は大勢います。

加齢や慢性疾患などにより自身の免疫力が弱まると、それまで封じ込められていた結核菌が活動し始めて発病することがあります。

そのため、近年、高齢者のうち特に80歳以上の方の発病者が増えています。

長引くせきは要注意!

2週間以上せきが続いていたら、すぐに病院や診療所等の医療機関を受診しましょう。

結核の初期症状はあまりはっきりしたものではなく、風邪の症状に似ています。

長引くせきやたん、食欲がない、体重が減る、寝汗をかく、微熱が続く等がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

予防のポイント

  1. 定期健診を受けましょう
    ​結核に限らず様々な病気の早期発見のために、年1回は胸部エックス線検査を受けましょう。学校・職場の健診など検査の機会がない場合は、郡山市が実施する肺がん検診(結核健診を含む)をご利用ください。
  2. 予防接種をうけましょう
    乳幼児が感染した場合の重症化を防ぐために、生後1歳までにBCGの予防接種を受けましょう。
  3. せきエチケットを心がけましょう
    せきやくしゃみをする時はティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に飛び散らないようにしましょう。
  4. 健康的な生活を心がけましょう
    規則正しい生活やバランスのよい食事、適度な運動で、免疫力を高めましょう。

家族や周囲の人が結核と診断されたら?

  1. 診断した医師は法律に基づき直ちに保健所に届出を行います。
  2. 保健所では届出を受理すると、職員が訪問や面接を行い、結核の治療や公費負担制度などについて説明します。
  3. 患者さんの身近な方たちへの健康診断(血液検査、胸部エックス線検査)を保健所が行う場合があります。

患者さんの結核に感染性がある場合、周りの方に感染していることが考えられます。また、周りに結核の方がいて、その方から患者さんが感染を受けたということも考えられるためです。

医療費の公費負担制度について

結核にかかった人が、安心して適正な医療が受けられるように結核医療費を公費で負担する制度があります。

結核医療事務に係る各種様式については、下記よりダウンロードください。

結核医療事務に係る各種様式等

内容 様式等

結核事務

の流れ

結核患者

医療費

届出関係

医療機関

指定関係

参考

結核についてさらに詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。

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