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梅毒について

ページID:0056597 更新日:2023年5月22日更新 印刷ページ表示

「梅毒」の患者報告数が増加しています!

梅毒は、梅毒トレポネーマという原因菌に感染している人との性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。国内及び県内では近年報告数が増加しています。郡山市においても、2022年の報告数が61件(5年前と比べて3倍)と過去10年間で最多となっています!

「梅毒」って、どんな病気?

梅毒の主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。

感染すると、外陰部のしこり、リンパ節の腫れ、発疹(手のひら、足の裏、体全体)といった症状が出ることがあります。時期によって自然に軽快することがありますが、抗菌薬で治療しない限り、体内から病原体がいなくなるわけではなく、他の人にうつす可能性があります。

早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症をおこすことがあります。

妊娠している人が梅毒に感染すると胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形など障がいをもって生まれることがあります(先天梅毒)。

検査や治療方法は?

梅毒に感染したかどうかは、医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。どの医療機関でも検査は可能です。最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応がでないことがあるため、感染してから十分な期間をおいて検査結果を確認する必要があります。

郡山市保健所ではHIV検査と一緒に梅毒検査を実施しています。感染の機会から2か月(8週間)以上経過してからの検査をお勧めします。

梅毒の治療は、一般的には外来で処方された抗菌薬を内服で行います。医師が治療を終了とするまでは処方された薬は確実に飲みましょう。また、パートナー等と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

予防するためにはどうしたらよいですか?

感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染が起こる可能性があるため、コンドームを使用しても100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は、性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

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