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救急車・救急外来の適切な利用にご協力ください
患者の命を救うため、一刻を争う救急医療。
軽症者による救急車要請や救急外来の利用が増加し、救急医療の現場がひっ迫しています。
誰もが安心して救急医療を受診できるよう、救急車や救急外来の適切な利用にご協力ください。
救急医療関係者からのメッセージ
命を救うためにできる3つのこと
1 通常の診療時間内に医療機関を受診してください
症状が重くなる前に、通常の時間内に受診することが、救急外来や救急車の利用を減らすことにつながります。
「便利だから」などの理由で総合病院の救急外来を利用しないよう、ご協力ください。
2 救急電話相談をご利用ください
医療機関の受診や救急車の利用を迷った場合は、まずは電話相談を利用しましょう。
看護師などの専門家からアドバイスを受けることができます。
電話相談窓口名称 |
相談対象 |
相談時間 | 相談窓口電話番号 |
---|---|---|---|
福島県救急電話相談 ※福島県と県内市町村の共同事業 |
15歳以上 |
24時間 |
(1)携帯電話、固定電話(プッシュ回線)から (2)固定電話(ダイヤル回線)、ひかり電話、IP電話などから |
福島県こども救急電話相談 | 15歳未満 | 午後7時~午前8時 |
(1)携帯電話、固定電話(プッシュ回線)から (2)固定電話(ダイヤル回線)、ひかり電話、IP電話などから |
こどもの救急はウェブサイトでもご確認できます。
・ウェブサイト「こどもの救急」<外部リンク>
3 軽症の場合は在宅当番医療機関や急病センターを利用してください
緊急時、比較的症状が軽い場合は「在宅当番医療機関」や「休日・夜間急病センター」を受診してください。
総合病院の救急外来は比較的症状が重い方向けですので、自身や家族の症状を確認してご利用下さい。
参考(郡山市の救急の現状)
(1)救急出動件数と搬送人員の推移
2022年の救急出動件数は15,114件で過去最高値となりました。
また、2022年の救急出動件数に占める65歳以上の高齢者の割合は6割となっています。
搬送人員に占める65歳以上の割合は、高齢化の進展以上に増加傾向にあります。
(2)傷病程度別の搬送人員と割合
搬送人員の半数以上を軽症者が占めています。
軽症者は入院を必要としなかった方であり、結果として救急搬送の必要がなかった場合が多かったと考えられます。
(3)年齢区分別の傷病程度別搬送人員
搬送人員を年齢区分別にみると、年齢が低いほど「軽症」の割合が高いことが分かります。
39歳以下の年齢区分は「軽症」の割合が7割を超えます。
(4)現場到着平均時間と病院収容平均時間の推移
新型コロナウイルス感染症流行拡大前から、現場到着平均時間も病院収容平均時間も延伸傾向にありました。
感染拡大以降は出動件数や収容病院が決まらない搬送困難症例が増えたことより、現場到着時間や救急1件の活動時間が急増しています。
・出典:郡山地方広域消防組合ウェブサイト<外部リンク>