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【健康コラムVol.7】熱中症にご注意ください

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0078432 更新日:2024年6月20日更新 印刷ページ表示

熱中症1

 みなさんこんにちは!保健所健康づくり課の保健師です。

 今回は、この時期に特に注意が必要な「熱中症」について、お伝えします。

 

 熱中症は、気温や湿度が高い環境に長くいることで、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで起こります。
 屋外だけではなく、屋内でも発症することがあり、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたします。重症化すると死に至る危険性もありますが、適切な予防行動を行えば防ぐことができます。

 

熱中症による救急搬送状況

令和5年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は91,467人となっており、これは、平成20年の調査開始以降、2番目に多い搬送人員でした。また、令和4年度同期間の救急搬送人員の71,029人と比べると20,438人増となりました。

救急搬送人員の年別推移
【出典:消防庁/熱中症情報ー救急搬送状況<外部リンク>

 

特に注意が必要な方

(1)高齢者

 熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
 暑さや水分不足に対する感覚機能やからだの調節機能が低下しているため、注意が必要です。

 

(2)子ども

 体温の調節能力が十分に発達していないため、気を配る必要があります。

 

(3)障がいをお持ちの方

 自ら症状が訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう。

 

 その他、糖尿病や高血圧症などの持病のある方や、体内の水分の割合が少ない肥満の方も熱中症が発生しやすいため注意が必要です。

 

予防と対策

(1) 熱中症警戒アラートをチェックしましょう!

 熱中症の危険性が極めて高いと予測される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
 市では、公式Lineおよび防災メールマガジンによりお知らせしておりますので、ぜひご登録ください。

 熱中症警戒アラート発表時には、外出をなるべく控え、暑さを避けてお過ごしください。

熱中症

 

(2) 暑さを避けましょう!

 エアコンや扇風機を適切に使用しましょう。
 遮光カーテン、すだれなどを活用し、直射日光を遮りましょう。
 涼しい服装をし、外出時には日傘や帽子を活用しましょう。

熱中症

 

(3) こまめに水分・塩分を補給しましょう!

 外出時だけでなく室内でも、のどの渇きを感じる前にこまめに水分を補給しましょう。
 たくさん汗をかいた時には、塩分も併せて補給してください。

熱中症4

 

(4) 見守り・声がけをお願いします!

 夜間を含むエアコンの使用やこまめな水分・塩分補給などを行うよう、周囲の方々への見守りや声がけをお願いいたします。

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~夜も熱中症に気をつけて!~

快適に眠れる室温の上限は28℃と言われ、寝具での調節だけでは難しいため、冷房等を使用する必要があります。暑さのために睡眠不足になると、翌日の眠気や疲労、日中の行動にも影響します。夏の睡眠不足は熱中症のリスクを高くする可能性があります。夜間の睡眠環境を整え、

 

『ふくしま涼み処』をご利用ください

 ​福島県と連携した熱中症対策として、公共施設及び民間・商業施設を外出時に休憩可能な『ふくしま涼み処』として開放しています。お気軽にお立ち寄りください

 

熱中症はだれでも危険!油断は大敵です!

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配るなど熱中症対策を万全に行って、暑い夏を元気に過ごしましょう!