ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ココカラこおりやま! > 注目!コンテンツ > 私がお伝えします!健康コラム > 【健康コラムVol.7】熱中症にご注意ください

本文

【健康コラムVol.7】熱中症にご注意ください

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0078432 更新日:2023年7月5日更新 印刷ページ表示

熱中症1

 みなさんこんにちは!保健所健康づくり課の保健師です。

 今回は、この時期に特に注意が必要な「熱中症」について、お伝えします。

 

 熱中症は、気温や湿度が高い環境に長くいることで、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで起こります。
 屋外だけではなく、屋内でも発症することがあり、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたします。重症化すると死に至る危険性もありますが、適切な予防行動を行えば防ぐことができます。

 

熱中症による救急搬送状況

 令和4年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は 71,029 人となっており、これは、平成 20 年の調査開始以降、3番目に多い搬​送人員でした。また、令和3年度同期間の救急搬送人員の 47,877 人と比べると 23,152 人増となりました。​

救急搬送人員の年別推移
【出典:消防庁/令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況<外部リンク>

 

特に注意が必要な方

(1)高齢者

 熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
 暑さや水分不足に対する感覚機能やからだの調節機能が低下しているため、注意が必要です。

(2)子ども

 体温の調節能力が十分に発達していないため、気を配る必要があります。

(3)障がいをお持ちの方

 自ら症状が訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう。

 

 その他、糖尿病や高血圧症などの持病のある方や、体内の水分の割合が少ない肥満の方も熱中症が発生しやすいため注意が必要です。

 

予防と対策

(1) 熱中症警戒アラートをチェックしましょう!

 熱中症の危険性が極めて高いと予測される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
 市では、公式Lineおよび防災メールマガジンによりお知らせしておりますので、ぜひご登録ください。

 熱中症警戒アラート発表時には、外出をなるべく控え、暑さを避けてお過ごしください。

熱中症

 

(2) 暑さを避けましょう!

 エアコンや扇風機を適切に使用しましょう。
 遮光カーテン、すだれなどを活用し、直射日光を遮りましょう。
 涼しい服装をし、外出時には日傘や帽子を活用しましょう。

熱中症

(3) こまめに水分・塩分を補給しましょう!

 外出時だけでなく室内でも、のどの渇きを感じる前にこまめに水分を補給しましょう。
 たくさん汗をかいた時には、塩分も併せて補給してください。

熱中症4

(4) 見守り・声がけをお願いします!

 夜間を含むエアコンの使用やこまめな水分・塩分補給などを行うよう、周囲の方々への見守りや声がけをお願いいたします。

熱中症5

 

こおりやまクーリングシェルター「涼」をご利用ください

 熱中症対策として、市役所や各公民館などの公共施設を暑熱避難施設(クーリングシェルター)として開放しています。お気軽にお立ち寄りください。

 

熱中症はだれでも危険!油断は大敵です!

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配るなど熱中症対策を万全に行って、暑い夏を元気に過ごしましょう!