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【健康コラムVol.13】知っておきたい女性のカラダと健康のこと

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0118685 更新日:2024年8月8日更新 印刷ページ表示

 こんにちは。保健所健康づくり課、保健・感染症課の保健師です。

 今回のテーマは忙しい毎日を過ごしている女性のみなさんにお伝えしたい「女性のカラダと健康」についてです。
 学業、仕事、家族、健康…。
 一人ひとり大事にしているものは違いますよね。今後も大事にしているものを守っていくために、自分のカラダについて見つめ直してみませんか?

女性は長生きだけど・・・実は不健康!?

 日本人女性の平均寿命は87.14歳(令和5年)で、半数以上の方が90歳まで長生きする時代です。ただ、「健康上の問題で日常生活が制限されることがなく生活できる期間=健康寿命」は75.38歳(令和元年)で、平均寿命との差は約12年あります。男性ではこの期間が約9年といわれています。入院や介護が必要な期間が女性は長いため、この期間を健やかに過ごすために、からだの仕組みや変化を理解し、これらと上手に付き合っていくことが大切です。

起こりやすい病気やトラブルのカギは「女性ホルモン」だった!

女性ホルモン量

 生涯を通じて、女性ホルモンの影響を大きく受ける女性の体。女性の健康状態は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量と深く関わっています。エストロゲンの分泌量によって、起こりやすい病気・トラブルも変わってくるため、対応策をあらかじめ知っておくことが大切です。​

~ライフステージごとの起こりやすい病気・トラブル~​

思春期

成熟期

更年期

老年期

女性のあなたに受けてほしい検診があります

 女性特有の検診は「子宮頸がん検診」「乳がん検診」「骨粗しょう症検診」があります。
 また、大腸がんは女性の死亡数第1位のがんです。「大腸がん検診」もぜひお受けください。大腸がん検診の結果が精密検査になれば「痔や生理だから大丈夫」と思う方も少なくありませんが、出血の原因特定のため、精密検査は必ず受けましょう。

健診の種類
検診名 対象年齢 検診間隔 検診内容 自己負担金
子宮頸がん検診 20歳から 2年に1回

細胞診

医師による診察(内診)

800円
乳がん検診 40歳から 2年に1回

マンモグラィ検査

(乳房X線検査)

600円
大腸がん検診 40歳から 毎年 便潜血検査 300円
骨粗しょう症検診

40,45,50,55,

60,65,70歳

5年に1回 骨量測定 400円

※自己負担金や年齢等の対象外の要件がありますので、詳しくは下記市のウェブサイト(女性の健康)をご覧ください。
 令和6年度の郡山市の健診は令和6年5月20日月曜日から令和7年1月31日金曜日までです。市内の決められた医療機関で受けられますので、ぜひお早目にお受けください。

女性の検診

令和6年度 がん検診・健康診査が受けられる医療機関 [PDFファイル/321KB]

マンモグラィ

美容の大敵?たばことお酒について

福島県と郡山市は女性の喫煙率が高い

 喫煙により、女性ホルモンの分泌と皮膚の血流が低下することが分かっています。郡山市20歳~70歳代の女性の喫煙率は9.0%となっています。(令和3年度健康づくり・食育に関する市民アンケート調査より)
福島県の成人喫煙率は女性が10.5%で全国ワースト2位となっており(令和4年国民生活基礎調査)、高い喫煙率となっています。
 また、妊娠中の喫煙は胎児に悪影響を与えます。喫煙率の目標値はゼロを掲げていますが、郡山市の妊娠中の喫煙率は1.6%となっています。(令和3年度健康づくり・食育に関する市民アンケート調査より)
 喫煙は嗜好品にとどまらず、ニコチン依存症や健康への影響が大きいため、気を付けなければなりません。肌がパサパサになり、シミとしわが増え、黒ずんでくるなど、美容面での影響も大きいです。

タバコ

アルコール分解力は男性よりも弱い

 一般的に女性のアルコールを分解する力は男性の1/2から2/3程度といわれています。女性は男性に比べて酔いやすく、酔いがさめるまで時間がかかるので注意しなければなりません。また、過度の飲酒は体内の水分を多く消費するため、乾燥・ニキビなどの炎症、肌の老化などを招く恐れがあります。

飲酒量の適量についてはコラム「vol.10お酒と健康」をご覧ください。

健康コラム「Vol.10お酒と健康」

ビール

 以上、今回は女性の健康についてご紹介しました。

 女性は結婚、出産、育児などライフイベントによって心も体も大きく揺れ動きます。女性自身がホルモンバランスの変化を理解し、体の声に耳を傾けることを心がけましょう。
 また、周囲がそのことをしっかり理解し、サポートすることが必要です。

子宮頸がんを予防できる予防接種(約10万円)が無料!?

平成9年4月2日生まれから平成25年4月1日生まれまでが対象​

 定期の予防接種として、小学6年~高校1年相当の女性は、子宮頸がんの予防接種(HPVワクチン)を無料で受けることができます。
 さらに、令和3年11月まで積極的な勧奨が差し控えられていたことから、平成9年度から平成19年度生まれの女性も、令和7年3月31日までは無料で予防接種が受けられます(キャッチアップ接種)。

注射

9月までに接種を開始しましょう!

 HPVワクチンは合計3回(一部の方は2回)接種する必要があるため、令和7年3月31日までに接種を完了するには、9月までに接種を開始する必要があります。HPVワクチンには複数の種類がありますが、1回3万円くらいかかるものもあります。つまり、3回接種すると、約10万円必要なワクチンなのです。
 ぜひ、対象の女性は無料の期間に接種しましょう!
 予防接種の受け方や、受けられる医療機関は、「HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症にかかる予防接種)について」のページをご確認ください。

HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症にかかる予防接種)について

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