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国立研究開発法人産総研福島再生可能エネルギー研究所

ページID:0004876 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

産総研福島再生可能エネルギー研究所の外観の写真

国内最大級の研究開発機関である国立研究開発法人産業技術総合研究所が「東日本大震災からの復興の基本方針」を受け、最先端の再生可能エネルギー研究拠点施設「福島再生可能エネルギー研究所」が、平成26年4月に西部第二工業団地に開所しました。

郡山市と国立研究開発法人産業技術総合研究所との連携・協力に関する協定

月日:平成24年11月6日

本市と国立研究開発法人産業技術総合研究所は、次の事項について相互の緊密な連携と協力により、地域の課題に適切に対応し、郡山市の産業の進行と、活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に寄与することを目的として、両者の連携・協力に関する協定を締結しました。

  1. 再生可能エネルギーに関する研究開発の促進に関すること
  2. 地域産業の振興・発展に関すること
  3. その他本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること

研究所の主要9分野の研究テーマ

再生可能エネルギーネットワークの開発・実証など9つの主要テーマを研究し、再生可能エネルギーに関する世界のイノベーションハブを目指すとともに、研究機関や企業・大学等との密接な連携による独創的な再生可能エネルギー技術を福島県から発信、企業の発展や人材育成を通した震災からの復興に貢献しています。

1.再生可能エネルギーネットワークの開発・実証

大きく変動する再生可能エネルギーの高密度・大量導入に必要なさまざまな貯蔵技術を活用したネットワークを構築。エネルギー需要との円滑な連系が可能な技術を開発・実証します。

2.水素キャリアの製造・利用技術

太陽光・風力発電などの変動電源から水素キャリアを製造することにより、変動する再生可能エネルギーを大量貯蔵・輸送でき、高い効率で利用する技術を開発・実証します。

3.水素エネルギーシステム・熱利用技術

再生可能エネルギーによる発電から需要まで、トータルに水素と熱を使いこなすため、水素製造・水素貯蔵等の個々の技術開発、水素・熱エネルギーシステムの実証を行います。

4.高性能風車技術およびアセスメント技術

遠方の風向きや風速などの計測による発電力向上などの技術を確立し、発電および風車寿命の向上のための研究をします。

5.薄型結晶シリコン太陽電池モジュール技術

結晶シリコン基板から太陽電池モジュールまでの一貫製造ラインを使い、高効率・低コスト・高信頼性を兼ね備えた薄型結晶シリコン太陽電池モジュールの量産化技術を開発します。

6.太陽光発電の長期安定電源化技術

太陽光発電の長期安定電源化に向け、太陽光発電設備の安全性に関する設計技術や、運用技術に関する研究開発、基盤整備を行います。

7.太陽電池性能評価技術と基準太陽電池校正技術

太陽電池産業の競争力強化、大量導入に貢献するため、基準太陽電池校正技術の高度化や、太陽電池の性能評価技術を開発します。

8.地熱発電の適正利用のための技術

地熱発電所の持続的な運転や周辺温泉への影響監視・評価に必要なモニタリング技術、地熱発電可能地域を拡大する技術などを開発します。

9.地中熱ポテンシャル評価とシステム最適化技術

地下水流動・熱交換量の予測シミュレーションに基づく地中熱ポテンシャルマップを作成・活用し、地中熱利用システムの最適化・高精度設計技術を開発します。

福島再生可能エネルギー研究所の開所で期待されること

企業進出と雇用創出

本市の優れた立地環境と、産総研が持つ最先端の研究開発技術を発信することにより、企業進出と雇用創出が期待されます。

産学金官連携と人材育成

産総研や地元企業、市内の大学などが連携することにより、新たな産業の創出や次代を担う人材の育成が期待されます。

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