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大原陽子さん(二本松市在住)
職業:料理人
出身:東京都国立市
趣味:読書
大原さんはもともと、東京でオーガニックレストランを経営していました。その後、二本松市東和地域で地域おこし協力隊として活動するために移住。
「東京では停電の経験もほとんどなく過ごしていて、電力の供給元である福島の方に申し訳ないと思い、復興の一助になれば」との思いから移住を決意されたそうです。
二本松市の魅力について「私の住んでいる東和地域には東京では味わうことのできない自然がたくさんあります。自然の中では何かしら発見があり、毎日が新鮮」と感じているそうです。
そしてもうひとつ、移住して特に印象深かったこととして福島の言葉が「かわいい‼」と感じたという大原さん。
「標準語にするとなんだか味気なくなってしまう言葉たちが、福島の言葉を通すことでかわいく感じます。」と語ってくれました。
移住を検討している方へのアドバイスとして「まずは来てみる。それだけではわからないことがあるので地元の人との交流も大事」と感じたそうです。
地域おこし協力隊員だった大原さんは、ここ東和地域で生涯のパートナーに出会いました。
自宅の蔵を野菜やリンゴの加工施設に改装中。5月ごろには稼働の予定です。
また、地元の若いお母さんたちと「手作りみそ」のワークショップ、首都圏の方にはネット配信も展開中とアクティブな大原さん。
「今は、市場には出すことができない農作物等でジャム等の加工品を作り販売しています。
自分の手で何かを作ることが好きなので毎日が楽しいです」と笑顔で語ってくれました。
2021年3月取材