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都市再生整備計画(麓山地区)

ページID:0108708 更新日:2024年3月5日更新 印刷ページ表示

都市再生整備計画(麓山地区)の公表

都市再生特別措置法第46条第1項の規定に基づき都市再生整備計画を作成したので、同条第19項の規定に基づき次のとおり公表します。

都市再生整備計画(麓山地区)の概要

概要
地区面積 25ヘクタール
計画期間 令和2年度~令和6年度
交付期間 令和2年度~令和6年度
目標 大目標:日本遺産構成文化財をはじめとする歴史・文化遺産を活かしたまちづくりを推進し、「郡山型コンパクト&ネットワーク都市構造」の形成を目指す
  • 目標1:誘導施設の整備により、都市機能の充実を図り、「歴史と緑の生活文化軸」の形成を推進する
  • 目標2:回遊性を高め、人々が集い交流し、賑わいあふれるまちあるき空間の形成を図る
  • 目標3:歴史・文化遺産を活かし、誇りと魅力あふれるまちづくりを推進し、シビックプライドの醸成を図る
まちづくりの経緯及び現況 本市は、明治初期の「安積開拓・安積疏水開さく」事業をはずみとして、農業の発展のみならず、工業の近代化、さらには、新産業都市指定に伴う商業、工業の活性化など、産業のバランスが取れた商工業都市として発展してきた。
麓山地区には、安積疏水の終着点の一つである「麓山の飛瀑」や、市制施行を記念して建設された公会堂など、市の発展の歩みを物語る歴史・文化遺産が所在している。また、中央公民館や中央図書館が立地し、市民文化センターが近接するなど、県内有数の文化クラスター(文化集積地)となっている。
「安積開拓・安積疏水開さく」事業については、関連するストーリーが文化庁の日本遺産に認定されたことから、関係自治体やボランティア団体等を構成員とする日本遺産「一本の水路」プロモーション協議会を組織し、歴史・文化遺産を活かしたまちづくりを推進している。
先人の開拓の歴史を基礎とした本市が躍動感をもって発展していくためには、都市と田園が共生し、多様な豊かさをもった暮らしができることが重要となり、郡山中心拠点地区の機能を強化するとともに、地区拠点とネットワーク化を図り、「郡山型コンパクト&ネットワーク都市構造」の形成を推進する必要がある。
貴重な歴史・文化遺産が所在し、文化施設が集積する麓山地区は、「こおりやま広域連携中枢都市圏」を牽引する上でも、また持続的な都市構造への再構築を推進する上でも重要な位置を占めている。
地区の課題 【郡山中心拠点地区の機能強化】
  • 歴史資料館は築60年が経過し、老朽化が進み、安全性の確保が急務となっている。また、市が所蔵する歴史資料は市内各地に分散して保管しており、適正な保存と効果的な活用が十分に行われていない状況となっていることから、本市の歴史・文化遺産について情報発信するとともに、次世代へ継承するための拠点施設を整備する必要がある。
  • 「こおりやま広域連携中枢都市圏」全体の中心市としての役割が期待されており、本市はもとより圏域全体の活力を図るため、広域圏を支える賑わいある拠点及び中心市に相応しい都市機能の集約・充実を図り、多様な人々の交流と活発な都市活動の場を創出する必要がある。
【回遊性を高める賑わいとまち歩き空間の創出】
  • まち歩き空間の拠点となる交通結節点の向上のため、周辺道路環境や立体駐車場を整備する必要がある。
  • 日本遺産構成文化財をはじめとする、豊かな歴史・文化遺産を活かし、回遊性を高めるためのガイダンス施設機能、ゲートウェイとしての機能を整備する必要がある。
【シビックプライドの醸成】
  • 宿場町を記念して造られた麓山公園、市制施行を記念して建設された公会堂など、市の歩みを物語る歴史・文化遺産の更なる周知と活用を図る必要がある。
  • 既存の歴史資料館等により、公会堂の景観が損なわれており、市民に親しまれ、訪れた人々を引きつける魅力ある都市的空間、シンボルの形成を図る必要がある。
将来ビジョン 【あすまちこおりやま(郡山市まちづくり基本指針)】(2018~2025年)
  • 分野別将来構想大綱2「交流・観光の未来」として、「人が交流し、明るい声が聞こえるまち」、「国内外に発信できる、自慢の地域資源があるまち」を明記
【都市計画マスタープラン2015】(2015~2030年)
  • 都市づくりの方針として、市街地を東西につなぎ、本市の魅力を発信する「歴史と緑の生活軸」の形成を掲げ、高次都市機能の集積・誘導、歩行者主体のまちづくりによる賑わい形成、交通結節機能の強化を明記
  • 先導プロジェクトとして「歴史継承の拠点となる公文書資料館の設置検討」を明記
【郡山市立地適正化計画】(2019~2030年)
  • 「歴史と緑の生活軸」を基本に、地域の一体性、回遊性等の観点から麓山地区を含む郡山駅・郡山市役所周辺を郡山中心拠点地区(都市機能誘導区域)として設定
  • 立地を誘導するための施策として、「(仮称)郡山市歴史情報・公文書館の整備検討」を明記
  • 公共交通に関する施策として、「駐車場や駐輪場など新たな交通結節点の整備検討」を明記

目標を定量化する指標

指標
歴史資料館の利用者数 歴史資料館と「(仮称)郡山市歴史情報・公文書館」の年間利用者数の比較
中央図書館前歩行者通行量
(平日)
文化センター、中央図書館、中央公民館をつなぐ文化通り(本町開成線)の歩行者通行量
歴史・文化遺産の満足度 市民意見レーダー調査における「歴史・文化遺産(郡山市まちづくり基本指針施策)項目」の満足度

計画区域の整備方針

中心拠点誘導施設の整備により、都市機能の充実を図り、「歴史と緑の生活文化軸」の形成を推進する

  • 歴史・文化遺産を保全、整備活用し、情報発信するとともに、将来へ継承するための拠点施設「(仮称)郡山市歴史情報・公文書館」を整備し、「歴史と緑の生活文化軸」の形成を推進する。
  • 施設整備にあたっては、公共施設総合管理計画に基づき、市内各所に分散している文化財関係施設を適切に集約化するとともに、新たな機能として公文書館機能を設けて多機能化し、総量及び更新費用の縮減を図る。
  • 事業活動としては、ICTの利活用や、デジタルアーカイブの充実により、市全域の魅力を発信し、郡山中心拠点地区だけでなく、地区拠点とも相互交流を図り、回遊性の向上やネットワークの強化を推進する。
  • 周辺文化施設との連携を推進し、文化クラスター(文化集積地)としての機能強化を図る。

回遊性を高め、人々が集い交流し、賑わいあふれるまちあるき空間の形成を図る

  • 立体駐車場を整備し、交通結節点としての機能強化を図るとともに、まち歩きを促進する。
  • 中央図書館と中央公民館を結ぶ遊歩道(人工地盤)を整備し、賑わいと交流の空間を創出する。
  • 周辺市道については、拡幅や右折レーンの整備し、安全性を確保するとともに、宿場町昇格(1824年)を記念して造られた麓山公園、市制施行(1924年)を記念して建設された公会堂等を結び、回遊性を促進する歩道を整備する。
  • 日本遺産構成文化財を巡るガイダンス機能を設け、安積疏水の終着点の一つである「麓山の飛瀑」を起点として、市全域の回遊性を向上させる。

歴史・文化遺産を活かし、誇りと魅力あふれるまちづくりを推進し、シビックプライドの醸成を図る

  • 市制施行100周年(2024年)を見据え、本市の歩みを象徴する歴史的建造物である公会堂の景観を阻害している歴史資料館を解体し、広場等を整備することで、魅力ある都市空間の形成を図るとともに、公会堂を本市のシンボル、「まちの顔」として活かし、シビックプライドの醸成を図る。
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