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Vol.114 福島県立安積高等学校

ページID:0102046 更新日:2024年2月19日更新 印刷ページ表示

 全校生徒がSDGsの17の目標に沿ったテーマを決めて探究活動を行い、その活動を卒業生が支援する仕組みづくりをしている安積高等学校。探究学習を担当する平山陽子先生に活動への思いを伺いました。​

 ​安積高校01

活動のきっかけは?

 本校は、令和元年度から文部科学省が指定するスーパーサイエンスハイスクールとなりました。その際、「総合的な探究の時間」の授業内容を見直し、生徒が自ら社会の課題を見つけて、科学的な視点で解決策を見出す「スーパーサイエンス探究」という本校独自の教科に変えました。​

どのような活動ですか?

 2年次には関心のあるSDGsのテーマごとに班をつくり、自ら課題を見つけ、その解決策を考えていきます。月1回程度の授業のほかに、取材など主体的なフィールドワークを行いながら、3年次にはポスターを作って発表し、最終的に論文にまとめます。
 昨年度からは同じSDGsの目標を持つ班をまとめたゼミに、本校の卒業生がシニアサポーターとして参加しています。テーマの設定や研究のまとめ方などをフォローいただき、生徒は社会経験のあるサポーターの専門的な助言から、必要な情報を自分で選び出す力を磨きます。また、データなど科学的な根拠に基づいた問題解決の手法も学んでいきます。​

安積高校03
​​先輩と後輩で、気兼ねなく話せるひとときも♪

活動のやりがいは?

 2年次の活動をまとめた中間発表会の後に、「大変だったけど発表会楽しかったです」と言われた時はうれしかったですね。
 また、普段は関わらないサポーターからアドバイスをもらった生徒は、「こんな研究手法があるのか」とアイデアをどんどん吸収しています。通常の学習や部活とは別の活動で負担も多いはずですが、生徒の確かな成長を日々感じています。​​

安積高校
​​​発表会のプレゼンでは、伝える力も鍛えられます​

今後は?

 サポーターが継続しやすい参加方法を整え、専門的知見を講話いただくなど、サポートの幅も広げていきたいです。
 また、経験豊富な地域の皆さんに本校を応援いただく、新たなネットワークも作りたいですね。地域全体で生徒を応援してもらえる学校を目指して、私たち教員も挑戦していきます。​

問い合わせ

福島県立安積高等学校(ホームページはこちら)<外部リンク>

電話:024-922-4310

 

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