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vol.73 櫻井 龍太郎さん

ページID:0108773 更新日:2024年4月22日更新 印刷ページ表示

櫻井 龍太郎さん

若者が社会とつながりを持てるように、彼らに寄り添い支援するユースワーカーの櫻井さん。活動への思いを伺いました。

若者の声が届く社会を、若者と一緒につくっていきたい

 学生時代、学校や公園のルールなど、若者にも関わる社会の取り決めが当事者抜きで決まっていくことに違和感がありました。また、兄がひきこもりの末に自ら命を絶ってしまったことから、若者が社会から切り離されている息苦しさを強く感じていました。
 そんな状況を変えたくて、学生の頃から外国の若者施策の視察やNPOの設立など、若者が社会とつながる場づくりに取り組んできました。今は、福島県ひきこもり相談支援センター長として、ひきこもりの方をサポートしながら、ユースワーカーとして若者の自主活動に協力したり、相談に乗ったりしています。
 活動拠点は、昨年9月にオープンしたユースセンター「ゆ~くる」です。ここは若者なら誰でも利用できる場所で、利用ルールや何をして過ごすかを若者が自分たちで決めています。最近では彼らが企画した震災の語り部発表や韓国のお餅づくりなどのイベントを行い、若者世代や地域の大人と交流しながら、みんなで楽しんで活動しています。
 私が大切にしているのは、大人が若者の声をしっかりと聴き、対等な立場で一緒に活動すること。さまざまな人や場に受け入れられる経験が、彼らの社会への安心感を育みます。以前若者から話し掛けやすいと言われた時は、それが実践できたと感じられてうれしかったですね。
 若者が社会の一員として想いや願いを社会に届け、それを社会全体で応援できる地域づくりを今後も彼らと一緒に進めていきたいです。

外観写真
​ユースセンター「ゆ~くる」

ルール
​ルールは自分たちで決めていく!

ゆく~る活動
若者の願いや「やりたい」を大切にしています

(広報こおりやま2024年5月号より。内容は当時のもの。)

関連リンク

こおりやま子ども若者ネットワークセンター「ゆ~くる」<外部リンク>

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