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Vol.118 谷田川行政区/やたがわ環境を守る会/岩瀬農業高等学校

ページID:0114583 更新日:2024年6月20日更新 印刷ページ表示

 宇津峰山の自然を保護し、山野草の群生地を復活させようと連携して取り組んでいる3団体。谷田川行政区前区長の力丸さんに活動への思いを伺いました。​

谷田川行政区、環境を守る会

岩瀬農業高等学校

活動のきっかけは?

 数十年前まで、宇津峰山はさまざまな山野草の群生地でしたが、近年は管理が行き届かず枯れてしまい、残念がる登山客の声をよく聞きました。
 そこで、谷田川行政区に岩瀬農業高等学校で勤めていた方がいた縁で、同校に山野草の培養を相談しました。やたがわ環境を守る会にも協力いただき、2012年から一緒に活動しています。​

どのような活動ですか

 まず、20本まで激減したエビネランの培養から始めました。自然増殖が難しいので、採取した種子を同校で発芽させて苗を作ります。環境の変化に耐えられるまで生育させてから、宇津峰山に移植。同区と同会で場所を整備し、3団体で一緒に移植を行いました。
 その後、ヤマユリやサギソウなど種類を増やして、これまでに5種類の山野草を数千本移植し、群生地の範囲を広げていきました。イノシシに荒らされないよう移植場所に看板や囲いを整備し、定期的に草刈りや清掃も行っています​

エビネランの植樹エビネランの植樹2
​成功を祈りながらエビネランの移植作業を実施!

活動のやりがいは?

 ある時、このプロジェクトに取り組んだ同校の卒業生が、宇津峰山の活動を友人に見せたいと、わざわざ県外から来てくれました。活動を覚えていてくれたことがうれしくて、感動しましたね。
 また、山野草に詳しい方から「これは貴重ですよ!」など、草刈り中に声を掛けられることが増え、新たな出会いもありました。山野草のおかげでつながった縁のように感じます。
 これまで試行錯誤しながら地道な作業を続けてきたので、「やっていてよかった」と心が温かくなりました。​

移植に成功したエビネランの花
移植に成功したエビネラン

今後は?

 山野草に興味や関心があって、協力してくれる人が増えるとうれしいですね。
 今後も活動を続けて、宇津峰山を皆さんに楽しんでもらえる、自然豊かな憩いの場にしていきたいです​

(内容は「広報こおりやま2024年7月号」掲載当時のもの)

宇津峰山登山道入口(馬場平) 宇津峰山登山道入口案内図(馬場平)
​宇津峰山登山道入口(馬場平)      宇津峰山登山道案内図(馬場平)

問い合わせ

福島県立岩瀬農業高等学校(ホームページはこちら)<外部リンク>

谷田川行政区前区長 力丸 電話:090-2886-0332

 

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