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Vol.127 高倉人形浄瑠璃座

ページID:0139455 更新日:2025年2月21日更新 印刷ページ表示

江戸時代に地域の娯楽として人気を博した日和田町高倉地区の人形浄瑠璃を約130年ぶりに復活させ、公演を行う高倉人形浄瑠璃座(じょうるりざ)。発起人である事務局長の井上まゆみさんに思いを伺いました。

画像_集合社員

活動のきっかけは?

2017年に日和田公民館長を務めていた時、少子高齢化などで地域住民同士の関わりが薄れていく現状を改善したいと思っていました。そこで、公民館に保管されていた県指定の重要有形民俗文化財「高倉人形」に注目。かつての浄瑠璃文化を復活させて地域活性化につなげようと、地元の有志を募り活動を始めました。

どのような活動ですか?

小学生から高齢者までの座員が定期的に集まり、人形浄瑠璃の操演技術を磨いています。本県出身の矢吹英孝さんが代表を務める劇団「さっぽろ人形浄瑠璃あしり座」などのプロから人形操作の手ほどきを受け、稽古の成果を毎年3月の発表会で披露しています。発表会はこれまで公民館で開いてきましたが、今年は規模を拡大し、市民文化センターで開催。応援してくれる皆さんのおかげで、ほぼ満席の中、無事に公演することができました。
ほかにも、地域の小・中学校や県内の民俗芸能イベントなどで、人形の操演を体験できるワークショップを開き、郷土文化に関心を持ってもらうきっかけづくりにも取り組んでいます。

活動のやりがいは?

最近は市外からの公演依頼も増え、活動が浸透してきていると実感でき、心からうれしく思います。
また、結成当時小学生だった子どもたちが今では大学生となり、あしり座に泊まり込んで技術を磨いたり、次の公演に向けて「ここはこうしよう」と自ら進んで提案したりする姿に頼もしさを感じています。次代を担う座員の成長を見守るのも、楽しみの一つですね。

画像_演目の様子
太夫(だゆう)・三味線・人形の三業(さんぎょう)一体で織りなす演目は圧巻の出来!

画像_演目後の様子
公演後のお見送りでは、人形を通して交流が深まりました♪

今後は?

 東北地方で希少な人形浄瑠璃が郡山にあることを誇りに思う人や、この文化を次代へつなぐ担い手が増えるよう、今後も魅力を伝える活動を長く続けていきたいですね。
昨年から共演している「はやまっ子(子ども語り部教室)」など、伝統を学ぶ活動とのつながりも大切にしていきたいです。

(内容は「広報こおりやま2025年4月号」掲載当時のもの)

問い合わせ

高倉人形浄瑠璃座フェイスブック<外部リンク>

同事務局:024-944-2208

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