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Vol.131 緑ケ丘夏祭り実行委員会
子どもたちが帰ってきたいと思えるふるさとをつくるため、夏祭りの開催やイルミネーション設置に取り組む同団体。実行委員長の細川隆男さんと顧問の長峯 栄一さんに思いを伺いました。
活動のきっかけは?
30年前、新興住宅地の緑ケ丘地区にはさまざまな地域から人が移り住んできていましたが、地域の交流が少なく、みんなで楽しめる行事もありませんでした。そこで、緑ケ丘がふるさとになる子どもたちのために楽しい思い出を作りたいと思い、有志が集まって夏祭りを始めました。
どのような活動ですか?
毎年7月末に、小学校の校庭を借りて夏祭りを開いています。今年で30回目になり、地域で一番大きな祭りになりました。祭りは、幼稚園児の出し物や小学生の太鼓、中学生の神輿(みこし)など、子どもたちが活躍できる内容にしています。会場では、フランクフルトやかき氷などの屋台を町内会ごとに出店します。売上目標も決めて1カ月前から準備するので、ご近所とのコミュニケーションも盛んになりました。
また、コロナ禍で祭りを自粛したことを機に、地域の幼稚園とコラボして、 冬のイルミネーションを行うようになりました。明るい気分になれると大好評で、今ではすっかり冬の恒例行事です。
活動のやりがいは?
県外に就職した子が、祭りの日に子どもを連れて帰ってきたり、高校生たちが会場に集まって、中学時代の同級生と再会を喜んだりしているのを見ると、ふるさとの祭りとして定着したんだな、としみじみ感じます。
何より、子どもたちの笑顔が一番うれしいですね。準備は大変ですが、自分たちも楽しんで祭りを運営しています。
小学生の神楽小太鼓は、みんなを盛り上げるまちの名物!
園児たちのスイッチで、イルミネーション点灯
今後は?
児童生徒数の減少により、中田地区と緑ケ丘地区の小中学校統合が進められています。これから緑ケ丘へ通学する皆さんにも楽しんでもらえる祭りにしていきたいですね。
最近では、かつて祭りを楽しんでいた若者が実行委員会に入ってくれま した。次の世代にバトンを渡しながら、これからもみんなで楽しめる祭りをつくっていきたいです。
(内容は「広報こおりやま2025年8月号」掲載当時のもの)
問い合わせ
緑ケ丘町内会連合会<外部リンク>
同委員会(細川) :080-5578-0340