本文
vol.89 古川 公望さん
3年前から地域おこし協力隊として湖南町を拠点に活動し、今夏、カフェをオープンした古川公望(ふるかわ くみ)さん。 活動への思いを伺いました。
湖南地域の一員として、居心地のいい「リビング」を作りたい
会社員生活を送る中で、もっと自分に合った働き方で地元福島のためになることをしたいと考えるようになりました。 そこで、地域おこし協力隊になり、 起業にも挑戦しました。起業のコンセプトは 「まちはずれリビング」。ふらっと立ち寄れて自宅のリビングのようにくつろげる、居心地の良い観光拠点です。
市内を巡って候補地を探す中で、湖南の豊かな自然と、そこに住む方々の地域愛に強く惹かれました。 草木の手入れやごみ拾いをして自然を守り、行事にも熱心で、地域とともに楽しみながら生きている様子がすごくかっこよくて。 私もこの場所の一員になりたい。そう思って湖南を拠点に活動を始めると、皆さん歓迎してくれました。地域の方から「あなたなら大丈夫よ!」と声をかけてもらえたことが、とても励みになりましたね。
8月下旬には、古民家を改装した「農 cafe バイカモ」をオープンしました。湖南の採れたて野菜を味わえるカフェや山ぶどうのつるを使った小物作りなど、体験も楽しめる観光拠点です。山ぶどうのつるはかご作りの材料として使われ、雪深い湖南の冬仕事の一つでしたが、今では作れる職人がほとんどいません。私も修業をしながら、季節に寄り添った暮らしと伝統技術を伝えていきたいです。
湖南は、自分らしく自由に生きたいという私の夢を叶えるのにぴったりの場所です。私が地域の皆さんから歓迎してもらえたように、私もカフェを訪れた人を全力で歓迎したい。私の大好きな湖南が、訪れた人にとってもお気に入りの場所になったらうれしいです。
営業日など、詳しくはInstagramで♪
湖まつりでは小物づくり体験ブースを出店♪
(広報こおりやま2025年9月号より。内容は当時のもの。)
関連リンク
農 cafe バイカモ(インスタグラム)<外部リンク>