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Vol.132 ふくしまフードフェス実行委員会
農家・飲食店・酒蔵が集い特別メニューを提供する「ふくしまフードフェス」を企画・運営する同団体。実行委員長の高橋惇(あつし)さんと理事の安藤裕介さんに思いを伺いました。
活動のきっかけは?
東日本大震災の原発事故で、福島には風評被害などネガティブなイメー ジが広まっていました。 地元の野菜や日本酒は、「安心・安全」なことはもちろん、「純粋においしい」から選んでほしい。そん な思いを持つ人たちが集まり、7年前にフードフェスを始めました。
どのような活動ですか?
県内の農家や飲食店、 酒蔵が集まって、自慢のおいしいものを提供するイベントを開いています。 昨年は48の事業者が参加し、2日間で約9千人の方に足を運んでもらいました。 毎年9月の開催に向けて、1月に出展者を募り、3月に農家・飲食 店・酒蔵がチームを組み、各チームでオリジナルメニューを一から作成しています。1年間継続して連携を図り、そしてお互いを良く知るために、それぞれの仕事場で研修を行ったりしてチームの絆を深めていきます。 試行錯誤して出来上がる料理はどれも本当においしくて、日本で一番おいしいフードフェスだと思っています。
さらに、昨年は日本酒造り体験ツアーを開催し、もうひとつの「おいしい」を感じる機会をつくることができました。
日本酒造り体験ツアーで造ったお酒は親御さんにプレゼント♪
活動のやりがいは?
フードフェスでは、「お互いさまチケット」制度を導入し、善意で子どもたちにチケットをプレゼ ントすることができます。 普段は目に見えないあたたかさが形になって、来場した皆さんに気軽に福島の魅力を味わってもらうことができ、満足そうな顔で「おいしい!」って言ってもらえるとやりがいを感じますね。
チケット掲示場には利用者から感謝のメッセージがたくさん
今後は?
今年も、9月6日(土曜日) ・7日(日曜日)の2日間、21世紀記念公園で開催します。 チームや来場者との新たな出会いを大切にしながら、福島の大切なもの、福島の文化や風土を残していきたい。この活動を 継続させ地域に根付くことで、全国のみならず、世界にも福島の魅力を発信し続けていきたいです。
(内容は「広報こおりやま2025年9月号」掲載当時のもの)
問い合わせ
ふくしまフードフェス2025<外部リンク>
同実行委員会 :080-3195-2940