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vol.90 越前 由喜さん

ページID:0160510 更新日:2025年9月19日更新 印刷ページ表示

写真_越前さん
​教員として働きながら、東京2025デフリンピックのデフバスケットボール日本代表に選出された越前 由喜(えちぜんゆうき)さんに思いを伺いました。​

障がいを持つ子どもたちに、勇気や夢を持ってもらいたい

 生まれながらに聴覚に障がいがありましたが、空手や水泳などのスポーツに取り組んできました。小学3年生の時に参加したミニバスケットボール体験で、ボールの振動やシュートが入った瞬間のネットの動きに感動し、バスケットボールを始めました。小学5年生の時に、埼玉県にデフバスケットボールのチームがあることを知り、練習を見学しました。コートにはフラッグマンがいて、ホイッスルやブザーの代わりに旗を振って視覚的に状況を判断できるよう情報保障されるほか、選手同士で手話やサイン、アイコンタクトでコミュニケーションをとることができるなど、障がいを補える環境がありました。ここならもっと自分の力が発揮できると思い、その日にチームに加入することを決めました。
 競技を通じてたくさんの仲間と出会い、手話がただのツールではなく、大切な言語であることを強く実感しています。手話なら心にある思いをそのまま形にできる。そんな力を持つ手話は、私にとってかけがえのない言語であり、今では「ろう」であることに誇りを持っています。
 今年はデフリンピック100周年の記念大会が日本で初めて開催されます。こんなに素晴らしい機会はないので、チームメイトと互いに力を出し合いメダルを獲ろうと決意しています。個人では、ダブルダブル(10得点、10アシスト)を目指しています。この大会を通じて、聴覚に障がいを持つ人がいることを知ってもらいたい。障がいを持つ子どもたちに勇気を与えられたり、一人ひとりが夢を持ってもらえるようプレーしたいです。​

写真_教員としても活躍中!
小学6年生の担任としての授業の様子

(広報こおりやま2025年10月号より。内容は当時のもの。)

関連リンク

越前 由喜(インスタグラム)<外部リンク>

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