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Vol.135 郡山市共同受注ネットワーク

ページID:0165435 更新日:2025年11月19日更新 印刷ページ表示

 市内の障がい福祉事業所・作業所が力を合わせ、共同で大型事業を受注し、障がい者の工賃向上に貢献している同団体。事務局代表を務める「ゆめのまーち」所長の新貝(しんかい)さんに思いを伺いました。​

写真_ゆめのまーちの皆さん

活動のきっかけは?

 もともと市内の障がい福祉事業所などでは授産事業として、内職や企業の下請け作業などを請け負っていました。請負といっても障がい者の工賃はわずかで、経済的な自立のため、いかに工賃を上げるかが大きな課題でした。そのような中、市から敬老記念品の封入・封緘(ふうかん)作業を授産事業者が共同で受注できないかと提案がありました。
 初めは5つの事業所でスタートしましたが、より多くの障がい者が参加できる体制を整えて工賃を向上させ、自立の一助としたいと思い、令和3年に同ネットワークを立ち上げました。​

どのような活動ですか?

 封入作業では一つひとつ丁寧に作業を行い、誤りがないか重さを量るなど工夫して行いました。また、各事業所から約50名ほどが集まり、体育館で床の養生作業から完成品の受け入れ、検品・片付けまで役割を分担し行いました。今年の敬老記念品の封入作業では市内24の事業所が共同で作業に当たりました。
 年々参加事業所も増え、事業所同士のつながりも深まり、受注体制も強化されています。​

写真_体育館にならぶ記念品の様子
体育館に並べられた記念品

活動のやりがいは?

 体育館いっぱいだった記念品の検品を終え、完成品を送り出した時は達成感があります。
 また、参加者が他事業所の方の様子を見て刺激を受け、積極的に取り組んでいる姿を見るとうれしくなりますし、みんながいきいきと楽しく作業しているので、やって良かったと思います。​

写真_敬老会準備の様子
それぞれの得意分野で力を発揮​

今後は?

 生活に身近な物を障がい者が作っていることを知らない人たちがたくさんいると思います。丁寧に作業してできた物は健常者が作った物と違いはありません。これからも、よりたくさんの人に存在を知ってもらえるようにPRしながら、作業技術や支援方法の向上に取り組み、行政だけでなく企業とも連携して、一人でも多くの方の自立を手助けしていきたいです。​

(内容は「広報こおりやま2025年12月号」掲載当時のもの)

問い合わせ

NPO法人ゆめのまーち<外部リンク>
同団体:024-973-5150

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