本文
Vol.88 社会福祉法人 郡山福祉会
地域の子どもたちと高齢者の交流の場として「YY体験塾」を開き、毎月多様なテーマで体験の場を設けている社会福祉法人郡山福祉会。総務部長の豊田英人さんに取り組みや思いなどを伺いました。
活動のきっかけは?
当会では高齢福祉サービスを運営しており、地域の皆さま向けにYY健康教室などを開いています。
参加者同士が会話を楽しんでいる様子から、社会参加そのものが健康の源であり、私たちができるのは地域の皆さまの集う場所、社会参加できる場所をつくることだと気付きました。
ご高齢の方々が集う場所をつくってきた経験から、今度は地域の子どもたちが出会い、交流しながら地域とつながりを広げていけたらと思い、平成30年からYY体験塾を始めました。
どのような活動ですか?
毎月一回、地域の子どもたちと高齢者がものづくりやお菓子作りなどさまざまなテーマの体験を通して交流できる場を提供しています。
地域の高齢者や施設の入居者さまが講師になることもあり、家庭では滅多に経験できない箏演奏や門松づくり、餅つき体験などを行っています。
お箏体験で練習の成果を発表する子どもたち
みんなで協力しながらケーキ作りに挑戦!
活動のやりがいは?
毎回、たくさんの子どもたちが集まって新たな出会いがあることがうれしいです。
友だちを誘ったり、小学生が幼稚園児の面倒を見るなど、子ども同士仲良くなる姿も見られます。
同じ体験を通してつながりが増え、関係が広がりみんなで作り上げる達成感があります。
「楽しかった」「また来たい」などの声に触れると、開催してよかったとうれしくなりますね。
また、最初は「私が講師なんて」と驚いていた高齢者の方が、楽しそうにしている様子を見ると、私たちまで元気をいただき活動の励みになっています。
今後は?
現在は新型コロナウイルスの影響で活動を休止していますが、再開に向けて計画を立てています。
体験塾で再び人が集い、その交流が新たな発見や出会いにつながればと思います。
今後も顔を合わせて交流する機会や体験を続けながら、地域の子どもたちや高齢者が一緒になって、「できたらいいな」を形にしていきたいです。
(内容は「広報こおりやま2022年1月号」掲載当時のもの)
問い合わせ
社会福祉法人郡山福祉会
電話:024-961-8633