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Vol.46 和田 祐樹さん

ページID:0022511 更新日:2022年2月1日更新 印刷ページ表示

和田祐樹さんの写真

子どもたちの未来を育む自然体験活動をしている和田さん

ホールアース自然学校福島校の代表として、人と自然をつなぐ活動を続けている和田さんに、活動のきっかけや思いを伺いました。

インタビュー「人生の豊かさにつながるきっかけをつくりたい」

教師を目指していた大学時代の授業で出会った「生きる力」。この言葉を強く意識する体験をワーキングホリデー先のオーストラリアの島でしました。隣の島へ移動するにしても時間を要し、悪天候なら船が流される。船が無ければ数日・数週間孤立することもある。この自分ではどうにもできない自然の力を目の当たりにして、人間の「生きる力」は、自然の中での体験で得られると感じ、教師の中でも自然学校の教師の道を選びました。

私の自然学校は、猪苗代湖のある湖南町にあります。夏休みや冬休みのキャンプには県内の小中学生を中心に、全国から参加の応募があります。また、福島県の豊かな自然を通して教育活動を営む仲間の輪を広げるため、県内の自然教育団体のネットワークづくりもしています。

自然はもちろん、体験を通して新しい出会いや発見の機会をより多くの人たちに届けるためには、学校との関わりはなくてはならない大切なものです。近年は、これまでの経験を活かし、公立学校の総合学習などでの探究活動支援や、大学の連携教員として教鞭も執っています。

普段の生活で壁にぶつかったとき、植物や動物の生き様から「生きる」ことの本質を考えさせられることが多々あります。より人が豊かに、生きやすく思えるヒントが、自然の中に浸ることで見つかると私は信じています。目の前の今が全てではありません。私の活動に参加した人が、自然を身近に感じるようになり、それが「生きる力」や一歩飛び出すきっかけになったり、少しでも日々の生活が楽しくなる変化につながればうれしいですね。

夏休みの子どもたちと猪苗代湖で自然体験している写真

夏休みは子どもたちと猪苗代湖で自然体験

冬の湖南町で子どもたちとソリ滑りや雪遊びをしている写真

冬の湖南町で子どもたちとソリ滑りや雪遊び

(広報こおりやま2022年2月号より。内容は当時のもの)

関連リンク

ホールアース自然学校 福島校<外部リンク>