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Vol.89 みほたカフェ&マーケット運営協議会
三穂田町で、おしゃべりや買い物を楽しむカフェ&マーケットを主催する運営協議会会長の小林喜正さんと、三穂田高齢者あんしんセンターの滝田めぐみさんに、取り組みや思いなどを伺いました。
活動のきっかけは?
地域の人と話していて、自宅にこもりがちな高齢者が多いことに気付きました。
そうした方が、気軽に友人とおしゃべりしたり、買い物ができたらいいなと思い、共感してくれた地域の区長会や福祉団体の皆さんと一緒に、約5年前から活動を始めました。
どのような活動ですか?
コロナ禍前は、毎月一回ふれあいセンターでカフェ&マーケットを開催していました。
「参加者とメンバーが一緒にワクワクする」を合言葉に、人気店のパンやケーキ、メンバーが厳選して仕入れた地元野菜や果物などを用意しました。
何にしようか迷う方、お気に入りを見つけて喜ぶ方など、それぞれが買い物を楽しんでいました。
ほかにも、体操をしたり歌を歌ったり、演奏を聴いたりして、友人などと一緒にコーヒーやお菓子を食べながらおしゃべりし合っていました。
しかし、コロナ禍の今は、町内の地区を毎月順番に回る移動教室に形を変えて、健康体操を継続しています。
地域の団体が活動を披露する場にもなっています
福祉団体の協力で、頭や体を使う移動教室も人気
活動のやりがいは?
これまでの活動が、コロナ禍でも新たな試みにつながりました。
それは、災害時に避難所などへの移動が困難な高齢者を手助けできるように、各世帯の家族状況や健康状態をまとめた地図を地区ごとに作ったことです。
カフェ&マーケットがきっかけで、その仲間や地区住民と一緒に地域の課題と向き合う機会ができました。
また、移動教室として活動を継続できていることもありがたいですね。
参加者も「またみんなでおしゃべりしたいね」と再開を心待ちにしてくれています。
今後は?
災害やコロナなど、想定外のことも起こりますが、一緒に考えて支え合えるメンバーや協力してくれる方も増えました。
この活動のつながりを大切に、参加者と一緒にワクワクできることを探し続け、長く続く活動にしたいです。
(内容は「広報こおりやま2022年2月号」掲載当時のもの)
問い合わせ
みほたカフェ&マーケット運営協議会
電話:024-946-461527