本文
Vol.3 秋元南実さん
ダンスによって表現する、バレエならではの魅力にひかれ、6歳からバレエを続ける秋元さん。バレエにかける思いや、将来の夢を伺いました。
プロフィール
郡山市生まれ、郡山第二中学校に通う3年生。6歳からバレエを始め、9歳の時に出場した「ダンスコンペティションin仙台」では、初出場ながら2位に輝く。「NBA全国バレエコンクール中学女子1・2年の部4―3位」「東京アートブリッジバレエコンクール中学生の部3位」など、さまざまな大会で優秀な成績を収めている。
インタビュー
バレエの魅力を表現したい
小学校1年生の時に母に連れられて、バレエスクールの体験レッスンに参加しました。レオタードを着て一緒に踊ってみるとすごく楽しくて、その日にバレエスクールに通うことを決めました。
バレエスクールにはほぼ毎日通っていて、基礎的な動きやジャンプ、回転の練習などを夜まで行います。バレエの魅力でもある、曲の世界観を体の動作や表情などで表現するために、動きの意味を一つひとつ考えるよう心がけています。曲とダンスが息ぴったりシンクロする瞬間が最高ですね。帰宅後はストレッチで体をケアするなど、ほとんどバレエ一色の生活です。そんな中でも、電車での移動時間といった細かな空き時間に宿題をするなど、時間を有効活用して学業とバレエが両立できるよう工夫しています。
去年の日本バレエ協会東北支部バレエ・コンクールでは2位で、とても悔しかったです。今年は絶対1位になろうと強い思いを持ち、曲への理解はもちろん、目線や表情など、細かい部分まで意識して演じる役の完成度を高めました。そして今年のコンクールでは、練習の成果を生かして踊ることができました。1位の発表を聞いたときはうれしかったです。
家族や先生など周りの人たちの支えがあって、今までバレエを続けることができました。「将来は海外のプロバレエ団で踊る」という夢に向かって、これからもバレエの道を進みたいです。
DreamerPhotoLibrary
鏡を見ながら何度も自分の動きをチェック
動きや表情、衣装などが一体となるバレエの表現
(広報こおりやま2018年6月号より。内容は当時のもの)