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Vol.49 田母神 一喜さん
昨年の陸上日本選手権800Mで日本一となり、陸上で郡山を盛り上げる田母神さんに、活動への思いと今後の目標を伺いました。
インタビュー 「Run」×「Fun」 楽しく走れる陸上王国ふくしまを目指して
陸上は中学時代の特設陸上部で、福島駅伝に選ばれたことがきっかけとなり、高校から本格的に取り組みました。
進学した学法石川高校は、日本一の選手や全国を目指す選手ばかり。目の前で叩き出されるタイムが私の闘争心に火をつけ、全国大会の表彰台に立つ姿をイメージして走るようになりました。
監督に止められるまで練習をやめない仲間たちと日々競い合いながら、3年生のインターハイ1500Mで念願の日本一になれました。
大学時代は思うような結果が出ない中で、今後どんな選手でありたいかを意識するようになりました。
いつも感じていたのは、特設陸上部のある学校が減っているなど、身近な場所で陸上に打ち込める環境が不十分だということ。
私自身が仲間と競い合いながら育った経験を、地元の子どもたちにも体験できるようにしたいと考え始めました。
大学卒業後は、選手と両立してクラブ運営や指導方法などを学び、2020年にランニングクラブ「スリーエフ」を設立。
Fun From Fukushimaの頭文字をとっていて、未就学児から参加できるイベントや仮装して駅伝を走るファンランなど、従来の陸上の枠にとらわれずに「走る」×「楽しい」を大事にしています。
また、イベントでは地元特産品を通して、福島の魅力をPRしているので、今後は企業や団体とコラボするなど、陸上に興味を持ってもらえる企画にも挑戦していきたいですね。
選手とクラブ運営の二刀流は大変な道かもしれませんが、800Mの自己記録更新を目指しながら、スリーエフ出身の選手と全国で競い合える日を楽しみにしています。
▲スクールに参加した未来のスター選手たち
(広報こおりやま2022年5月号より。内容は当時のもの)
関連リンク
田母神 一喜さん Twitter<外部リンク>、Instagram<外部リンク>
PR TIMES 「ふくしまから、楽しさを」合同会社スリーエフ設立<外部リンク>
広報SNS動画
日本一のトップランナー!!田母神一喜の CHALLENGE 郡山(2022年4月公開)
郡山市出身・在住のトップアスリート田母神一喜さんが郡山市内の注目スポットや名物の魅力を掘り下げるチャレンジ動画です。