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郡山の伝統・文化財
郡山の伝統
郡山市の文化財
平成29年5月現在、市内には155の文化財があります。地域ごとにご紹介します。
郡山の文化財に関するお問い合わせ先
文化スポーツ部文化振興課
〒963-8601 福島県郡山市朝日一丁目23-7
電話番号:024-924-2661
ファクス番号:024-924-1230
郡山の民芸品
高柴デコ屋敷の張子・三春駒
里山で受け継がれている匠の技、名人の技が張子に命を吹き込みます
特徴・PR
江戸時代元禄年間から約300年続く伝統工芸品(福島県伝統工芸品指定)です。
張子人形は和紙を何枚も張り合わせて作るのが特徴で、一瞬の動き、舞い上がる袖や反り返った顔など、独特で強烈な個性を持っています。
三春駒は坂上田村麻呂の伝説に由来し、一寸ほどの大きさから一尺まで数種類あります。
塗料に使われる「にかわ」のかおりは環境省制定かおり風景100選に選ばれています。
生産場所
郡山市西田町
主な販売所
高柴デコ屋敷の各店舗、JR郡山駅、全国の民芸品店など
価格
下記の各店舗へお問合せください。
問合せ先
- 恵比須屋
郡山市西田町高柴字福内41
電話:024-971-3900
ファックス:024-971-3900 - 本家恵比寿屋
郡山市西田町高柴字舘野161
電話:024-972-2204
ファックス:024-972-2204 - 本家大黒屋
郡山市西田町高柴字舘野163
電話:024-971-3176
ファックス:024-971-3176 - 彦治民芸
郡山市西田町高柴字舘野80-1
電話:024-972-2412
ファックス:024-972-2314
生産者インタビュー
橋本 恵市さん(本家恵比寿屋)
私で20代目になります。小さい頃から下地塗などを手伝い、張子作り一筋でやってきました。
張子は縁起ものですので、買ったお客さんに幸せになってほしいと願いながら、精一杯丁寧に作ることを心がけています。
お客さんから、「息子が高校に合格したよ」とか、「こういう人形を探していたんですよ」と声をかけていただき、お客さんに喜んでもらえることが一番うれしいですね。
これからは、一度原点に立ち返り、若い人たちと協力して、昔ながらの草木染めへの挑戦や新たな木型の制作に取り組み、伝統を守り続けていきたいと思います。
〔広報こおりやま2010年12月号掲載〕
海老根伝統手漉(てすき)和紙
時の経過とともに淡い白味を帯びてくる“本物の和紙”
特徴・PR
郡山市海老根地区で江戸時代前期から伝統的に行われていた紙漉きは昭和63年に一度途絶えましたが、平成10年に以前の道具を使い復活しました。当保存会員が栽培する原料(コウゾ、ニレ)で作られる素朴な風合いや、日が経つほど白味を帯びてくるなどの特徴があります。(平成15年福島県伝統工芸品指定)
生産場所
郡山市中田町
主な販売所
工房直売、及び受注製造販売
価格
- 手漉和紙(60センチメートル×90センチメートル)1枚付 500円
- 手漉和紙(60センチメートル×90センチメートル)2枚付 1,000円
- はがき(10枚)300円
問合せ先
海老根伝統手漉和紙保存会事務局
郡山市中田町海老根字北向38
電話:024-943-4264
ファックス:024-943-4264
生産者インタビュー
海老根伝統手漉き和紙保存会の皆さん
写真左から、熊田 英重さん〔事務局長〕、熊田 今朝雄さん〔会長〕、熊田 甚一さん〔会員〕
私たちは、途絶えていた海老根和紙の製法を子孫に継承していきたいとの思いから、平成10年に保存会を立ち上げました。現在9人のメンバーで活動しています。
地元の小・中学生による和紙を使った卒業証書制作で、そのお手伝いをしていますが、子どもたちが嬉しそうに和紙に触れる姿をみると、伝統を守る大切さを感じますね。
毎年9月に工房周辺で行われる和紙を使った灯のページェント「秋蛍」では、海老根の里の秋の夜を、蛍のようにほのかに映し出す幻想的な光景が楽しめます。
ぜひお越しください。
〔広報こおりやま2010年9月号掲載〕
奥州郡山いやしの福とんぼ
心や体の疲れもどこかへ行ってしまいそうな癒しの逸品
特徴・PR
精密部品組立業という新たな視点で地域資源を活用した竹製品の創作に取り組み、心の「癒し」と「やすらぎ」をテーマとした民芸品が生まれました。いやしの風を少し与えると前後左右にゆらゆらと繊細な動きをします。心地好い気持ちと無心な心となり、いやされた幸福なひと時と優雅な姿を味わうことが出来ます。
(第46回全国推奨観光土産品審査会「国土交通大臣賞」受賞)
生産場所
郡山市富久山町
主な販売所
四季彩一力、旅籠松柏(以上、磐梯熱海温泉)、藤巻商店(東京都品川区)、ほか
価格
販売所または下記事業所へお問い合わせください。
問合せ先
有限会社高田製作所(工房高田)
郡山市富久山町福原字福原39
電話:024-934-4338
ファックス:024-934-4332
生産者インタビュー
高田 吉平さん(工房高田)
初期型の福とんぼは、前後に動く単純なタイプでしたが、「自分たちにしかできない福とんぼを作ろう」と改良を重ね、前後左右にゆらゆらと動く、福とんぼが完成しました。
竹にカンナをかけ、1つひとつナイフで削り、バランスを取りながら作るため、一日に作れるのは2つが限度。外国の人からも好評で、今ではハワイで、芸術品として売られているんですよ。
また、ペーパークラフトキットなども作って、理科離れが進む子どもたちに、てこの原理などを学びながら作る喜びを伝えています。
これからも、世界に羽ばたく福とんぼ(ものづくり)を郡山から発信していきたいですね。
〔広報こおりやま2010年10月号掲載〕
開運縁起繭(まゆ)ん子十二支
家族みんなをホッとさせる癒しの縁起物
特徴・PR
かつて繭の一大生産地であった西田町の繭を使用し、すべて造形作家の手作りで製作しています。宝に恵まれ家内安泰の守り神とされる繭玉を縁起物のかわいらしい十二支に仕上げています。宮内庁にもお買い上げいただいており、全国観光土産品推奨審査会全国商工会連合会会長賞のほか各賞も多数受賞しています。
生産場所
郡山市熱海町
主な販売所
工房(ホテル華の湯内)直売、及び受注製造販売
価格
5,000円
問合せ先
鬼生田民芸
郡山市熱海町熱海五丁目8-6(ホテル華の湯内)
電話:024-984-2222(ホテル華の湯内)
ファックス:024-984-5521
生産者インタビュー
甲賀 上夫さん(写真左)、厚子さん(写真右)〔鬼生田民芸〕
誰もやったことがない繭玉作りだったので、先生も、教科書もなく、手探りの挑戦でした。お客様からこんなものはできないの?という声から、どんどんレパートリーが増えていき、今日に至りました。
工房やイベント会場で行う体験にも、たくさんの方においでいただいています。昔、養蚕を手伝った年配の方からは「昔を思い出して懐かしい」、若い方からは「繭の温かさが感じられる」など、喜びの声をいただいています。
これからも、たくさんのお客様に喜んでもらうため、コツコツと努力を重ね、繭玉を通じて少しでも郡山のPRのお役に立ちたいですね。
〔広報こおりやま2010年11月号掲載〕
ブドウ蔓(つる)かご
ワインのように年月を経て味わい深まる一生モノ
特徴・PR
湖南町の山葡萄の木の皮から採取する蔓のわずかな部分しか使えない天然性の貴重な素材を使用しています。手で織り込んだ製品は非常に丈夫で、使い込むほど光沢が出て、しなやかになります。平成20年度に福島県特産品コンクールで県知事賞を受賞いたしました。
生産場所
郡山市湖南町
主な販売所
工房直売及び受注製造販売
価格
45,000円
問合せ先
上野工房
郡山市湖南町馬入新田字布山京5
電話:024-983-2737
生産者インタビュー
上野 喜代恵さん(上野工房)
樹皮細工の名工、江川宗夫先生との出会いがはじまりでした。妻の後押しもあり、新潟県の先生のもとへ、夫婦で4か月間通い、工法を習いました。先生とは今でも家族ぐるみでおつきあいが続いています。
先生をはじめ、一番大変な作業である蔓の採取を手助けしてくれる友人、また、販売やコンクールなどでお世話になっている商工会や公民館の方々など、「人と人との出会い、つながり」があって今があると感謝しています。
最近では、公民館主催の蔓細工教室で講師をしています。今後、少しでも地域の方々に恩返しができればと思っています。
蔓細工で新しいものにも挑戦していきたいですね。
〔広報こおりやま2010年8月号掲載〕
郡山の民芸品に関するお問い合わせ先
産業観光部観光課
〒963-8601 福島県郡山市朝日一丁目23-7
電話番号:024-924-2621
ファクス番号:024-925-4225