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Vol.10 田中櫻大さん

ページID:0003534 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

田中櫻大さんが詩吟を読む画像

幼少期から詩吟やダンスの舞台で活躍するなど、表現者として多彩な姿を見せる田中さん。詩吟やヒップホップ、タップの魅力と今後の意気込みを伺いました。

プロフィール

富田小・富田中・郡山萌世高校出身の19歳。2歳で詩吟を始め、5歳で初出場した県大会で3位入賞。小学1年の時に県大会で初優勝した後、全国大会では3階層での連覇を達成。

また、8歳で出会ったタップダンスでは、2017年公開の映画「TAP THE LAST SHOW」に出演するほどの腕前を誇る。現在は、大阪でヒップホップを学んでいる。

インタビュー

文化の語り人を目指して

母親の知人が詩吟の先生をしている縁で、2歳から習い始めました。物心がつく頃には、当たり前のように詩吟が詠めるようになっていました。

漢詩に訓点を付けた日本式の読みに、節を付けて詠むのが詩吟です。喜びや悲しみ、戦の歴史、自然の美しさなど詩文の内容はさまざま。吟じる時は、作者の気持ちに思いをはせて発声します。小手先の技術に頼らず、基本に忠実に感性をまっすぐ表現するのが自分の持ち味です。

また、3歳からダンスも習い始め、ヒップホップやタップにのめりこみました。詩吟とダンスは、和と洋で全く違うように見ますが、実は共通点があるんです。それは、どちらも「文化を伝える表現手段」だということ。

幼い頃は何気なく詠んでいましたが、年を重ねるうちに、詩吟は漢詩や和歌を吟じるという日本独自の伝統芸能であり、自分は吟士として日本文化を発信しているんだと誇りを感じるようになりました。

一方で、ヒップホップやタップは、黒人の歴史の中で生まれた文化です。自国や他国の文化を、自分の体や声を使って表現できるそれぞれの魅力にハマり、夢中で続けてきました。

今まで、「本当にやりたい!」と思うことに思いっきり没頭してきました。不器用だけれど、やると決めたら納得するまでやり切る。これからも好きなことに挑戦し続けて、独自の文化を創りたいです。

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田中さんが幼いころ大会で優勝し賞状を手にする画像
幼い頃から才能を発揮し、大会で優勝!

ロシアで詩吟を披露する田中さんの画像
ロシア遠征で詩吟を披露すると大歓声!

(広報こおりやま2018年1月号より。内容は当時のもの)