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Vol.50 郡山市開成館案内ボランティア

ページID:0003578 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

開成館案内ボランティアメンバーの写真

平成28年に日本遺産に認定されたストーリー「未来を拓いた『一本の水路』」の構成文化財“開成館”。来館者に案内を行う「郡山市開成館案内ボランティア」リーダーの吉津桂三さんにお話を伺いました。

活動のきっかけは?

開拓者の精神を今に伝える開成館を「より多くの方に知ってもらおう」と、平成12年に、市が館内を案内するボランティアを募集し、集まったメンバーで活動を始めました。翌年のビッグアイ・ふれあい科学館のオープンを控え、新世紀に向かう高揚感も伴う中で、「自分たちが郡山の魅力を発信する」と熱意にあふれていました。

どのような活動ですか?

安積開拓・安積疏水の歴史をより身近に感じてもらえるように、来館者のニーズや反応に合わせ、約1時間かけて、案内しています。現在のメンバー21名は、郷土史に元々興味がある方や人と関わるのが好きで始めた方などさまざまです。毎月行う打ち合わせで、来館者の声や各自が得た情報を共有するほか、年に1回専門家を招いた研修会で知識を深めています。

研修会で知識を習得するボランティアの皆さんの写真

活動して良かったことは?

年間約4千人の方を案内していますが、一度に案内する人数が多い場合などには、満足してもらえたか不安な時もあります。その分、郷土を学びに来館する小学生から、「安積開拓・安積疏水の歴史が楽しく学べた」「説明してもらった沼上発電所に行ってみたい」といった感想や、観光などで訪れた方から、「郡山の発展の源流を見られた」「報徳の心に触れ、その生き方に感銘を受けた」などの反応を聞けると、うれしくなります。また、敷地内には、入植した9藩の木などが植えられていて、移り変わる四季折々の表情も楽しめます。

小学生に開成館でボランティア案内する様子の写真

今後は?

10月2日(火曜日)から、「明治150年」記念・企画展「開成館の歴史と共に辿る―大久保利通と安積開拓」が始まります。安積開拓・安積疏水開さく事業には、数多くの方が関わり、「奇跡」という言葉がふさわしい、数々の困難を乗り越えた軌跡があります。時代が激しく変化し、災害や事件・事故が多い今だからこそ、壮大な夢を描き、諦めることなく、地元や国のために尽くした先人たちの気概、熱気を感じてもらえるとうれしいですね。

(広報こおりやま2018年10月号より。内容は当時のもの)

問い合わせ

郡山市開成館 電話番号:024-923-2157