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Vol.47 ママブラス郡山アマービレ
子どもと参加できる県内唯一の楽団として、さまざまなイベントなどで、なじみある楽曲を吹奏楽で演奏し、音楽の楽しさを伝えるママブラス郡山アマービレ。代表の内海智子さんに話を伺いました。
活動のきっかけは?
育児中のママたちが、情報交換する中で、趣味の楽器演奏をもっと楽しみたいと話していました。ちょうどその頃、全国でママさんブラスバンドがブームで、自分たちもやりたいと思ったのがきっかけです。そこで、子育てしながら気軽に楽器演奏を楽しみ、聞く人にも音楽の素晴らしさを伝えようと、平成22年4月に団体を設立しました。現在は、25人で活動しています。
どのような活動ですか?
月に2回程度練習を行い、保育園や福祉施設などで演奏を披露しています。演奏する楽曲はアニメのテーマや昭和歌謡など、誰もが知っている曲を選んでいます。まちなかのイベントでは、通行中の方が足を止めて、聞き入ってくれることもあるんですよ。リズムに合わせて体を動かす子どももいて、音楽の楽しさを多くの方に伝えられていると思います。
また、私たちの活動は楽団としては珍しく、親子で参加できます。子どもの楽器体験では、「自分でも音を出せた」とうれしそうな笑顔を見せるので、参加者からは好評です。
活動して良かったことは?
活動が軌道に乗り始めた時に、震災が発生しました。メンバーもバラバラになり、解散の危機でした。活動休止を余儀なくされる状況で、音楽の復興ボランティアに参加する機会がありました。その時に、たくさんの人が音楽に触れて、笑顔になる光景を目の当たりにし、音楽の素晴らしさを改めて強く感じました。そして、「私たちの活動もその力がある」と思い、活動を再開しました。震災後、郡山駅前で行った初めての演奏披露では、たくさんの方が耳を傾け、笑顔になる姿を見て、再開して良かったと強く感じましたね。
今後は?
音楽都市郡山が、さらに盛り上がれる活動を続けたいです。一緒に活動したい方は、ぜひご連絡ください。
9月30日(日曜日)にビッグパレットふくしまで開催するファミリーフェスタに参加するので、ぜひ聞きに来てください。
(広報こおりやま2018年7月号より。内容は当時のもの)