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Vol.54 いきいきはらだプロジェクト
大槻原田地域で健康で笑顔あふれる地域づくりを目指す「いきいきはらだプロジェクト」。プロジェクトを進める滝田金蔵さん、酒井一夫さんの二人にお話を伺いました。
活動のきっかけは?
全国的な少子高齢化の進行は、私たちの地区も例外ではありません。そのため、住民同士がお互いに支え合い、地域一丸となって町内会活動などを積極的に取り組んできました。
活動を続ける中で、高知市が取り組む「いきいき百歳体操」を知り、感銘を受けました。健康で安心できる生活は、自分たちの力で作っていきたいと考え、体操を活動に取り入れることにしました。そして、子どもから高齢者まで、住民主体で地域を支え合ったり、介護予防に取り組むために、平成28年1月にプロジェクトを立ち上げました。
どのような活動ですか?
週に1回集まり、いきいき百歳体操や交流会を開催しています。いすに座ったまま簡単にできる体操なので、参加者は無理をせず、安全に運動ができます。「転ぶ回数が減った」という声もあり、効果を実感しています。けがの予防だけでなく、「地域内の友達が増えてうれしい」という反響もあり、地域交流の橋渡しになっていると感じます。
また、住民の知識や経験を生かして、屋根の修理や倒木処理などを手伝う、高齢者世帯支援隊も発足しました。そのほか、通学路の見守りや、婚活支援などの多世代交流のイベントも開催しています。最近では、ハラダコーヒーミーティングを設けて、若い世代を中心とした交流の場も開いているんですよ。活動の報告などを掲載した季刊誌も発行していて、町内の情報共有化も図っています。こうした活動を積み重ねることで、地域内で顔が見えるようになって交流が深まり、安全・安心なまちづくりにつながっていることを実感しています。
年4回の季刊誌は、町内の明るい情報が満載
今後は?
将来、地域コミュニティの役割についてもっと考える時代になると思います。同じ地域に住む住民同士だからこそ、力を合わせて、いきいき百歳体操を始めたように新しいことへ挑戦を続けて、誰もが住みやすい地域にしたいです。そして、一人でも多くの人が地域について考えるきっかけとなる活動を続けたいですね。
問い合わせ
同代表 電話番号:954-2303
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