ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 政策開発部 > 広聴広報課 > Vol.14 鈴木智哉さん

本文

Vol.14 鈴木智哉さん

ページID:0003626 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

レタスの生育状況を確認する鈴木さんの画像

野菜を知ってもらう「きっかけ」にと、直売所のリニューアルやSNS発信、飲食店への“野菜リスト”の提供などにも取り組む鈴木さん。農業への思い、今後の夢について伺いました。

プロフィール

大槻町出身の24歳。鈴木農場・伊東種苗店4代目。高校卒業後、父と同じ東京農業大学で農業経営を学び、2017年春に帰郷。野菜栽培とともに、直売所で米・野菜の販売を行い、伊東種苗店として、種や苗も取り扱う。仕事の合間には、レストランを訪れ、調理現場を見せてもらい、シェフと野菜談義をするのが至福の時。

インタビュー

野菜との新たな出会いを届けたい

進学を機に地元を離れ、2年前に戻ってきました。大学時代、北海道から屋久島まで、実習や調査で100件近くの農家を巡りました。創作料理店でアルバイトをしながら、都内のマルシェで「郡山ブランド野菜」を販売し、消費者の声や反応を直接聞けたのも貴重な経験でした。

農業者は減少し、同世代も少ないですが、農業への関心が高まり、食に興味のある人が増えていると感じます。300種類の野菜を栽培・販売し、種苗も扱う鈴木農場にとって「お客様」は、一般の方、飲食店、農家と広範囲。レタスを例にすると、春時期は、ロメインレタス、グリーンリー、ハンサムグリーンなど多い時で7種類を出荷しています。こういった少量多品目栽培というスタイルは、より多くの人に野菜との出会いを提供でき、喜んでもらえる可能性を秘めていると信じています。試行錯誤しながらの作業は苦労もありますが、食べる人やシェフの
笑顔を思い浮かべ、挑戦する毎日です。

直売所やマルシェでは、野菜の新たな提案ができるよう、鮮度はもちろん品揃えや彩りも大切にし、お奨めの調理方法なども伝えています。郡山ブランド野菜をはじめ、農場で収穫された野菜を並べていますので、是非お立ち寄りください。

「常設のキッチンに日替わりでシェフが来て料理をしてくれる」。みんなが食について、食べて語れる、そんな“食の拠点・発信地”をいつか作りたいですね。

DreamerPhotoLibrary

鈴木農場が出店したマルシェの画像
マルシェには郡山ブランド野菜なども出品しています

マルシェで野菜などを販売する鈴木さんの画像
マルシェでは野菜の特徴などのほかお奨めの調理方法などもお伝えしています

(広報こおりやま2019年5月号より。内容は当時のもの)