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Vol.17 渡邉永喜さん

ページID:0003673 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

渡邉永喜さんが猪苗代湖で清掃活動している写真

2016年にNPO法人江湖村を設立し、湖南町鬼沼で、森と湖による自然楽校を運営する渡邉さん。子どもたちに伝えたいことやこれからの夢について伺いました。

プロフィール

湖南町出身。県立農業短期大学を卒業後、有機肥料を使用した野菜作りなどを営むほか、畜産の仕事で、北は北海道から西は中国地方まで各地を巡る。手つかずの自然が多く残る湖南町は、全国でも貴重な地であると思うようになり、鬼沼の外来魚の駆除や清掃活動に取り組んできた。

今は、農業を営む傍ら、子どもたちに、自然体験や環境教育活動を行い、自然の大切さなどを伝えている。

インタビュー

生きる知恵は自然から学ぶ

短大卒業後、仕事で各地を巡る中で、自然が美しい湖南町を誇りに思う反面、湖の水質悪化など、自然環境が失われていく寂しさも感じていました。そこで、鬼沼の魅力を多くの人に伝えるため、江湖村施設を借りて、自然と調和した循環型生活を目指す活動を始めました。森の間伐材などを利用したもの作りを行う中、森には、山菜など多くの宝が残っていることも発見しました。

最初は、小さなイベントを開催していましたが、NPO法人を立ち上げ、多くの方々と協力し、環境保全活動も行うようになりました。キャンプ体験を行った際、子どもたちが魚を捕まえたりしながら、たった数日でたくましさを身に着ける姿を見て、子どもたちに環境の大切さについても伝えたいと思うようになりました。

そこで、「自然を楽しく学ぶ」をコンセプトとした江湖村「森と湖の自然楽校」を開催するようになりました。体験活動では、燃料や道具も自然から手に入れるように努めています。子どもは森に入り、遊びながら、生きる上での知恵やたくましさを身に着け、自然の大切さも学びます。子どもたちの笑顔が何よりのやりがいですね。現在は、季節ごとに、自然楽校を開催しています。

自然環境の悪化で絶滅危惧種が増えています。活動を通じて、希少性動植物が住める環境を取り戻し、自然の大切さを子どもたちに伝えながら残したいです。

DreamerPhotoLibrary

キャンプ体験で笑顔を見せる参加者の画像
キャンプ体験で笑顔を見せる参加者

鬼沼で湖の生き物を調査のための魚釣りをしている写真
鬼沼で湖の生きもの調査のための魚釣り

(広報こおりやま2019年8月号より。内容は当時のもの)